立命館大学には、今回紹介した講義(「環境形成論」、「MOTTAINAI共生学」)以外にもまだまだ特徴的な環境問題を学べる講義が目白押しです。

環境問題・エコに対して自分自身が活動する第一歩を踏み出すためには、「知識」を増やすことも大切です。この多様な講義を活かさない手はありません!!
ここでは、後期に受講可能な環境問題を学べる講義を紹介します。
積極的に受講し、環境問題解決への第一歩を「知る」ことによって踏み出しましょう!

正課講義 編

他学部講義の受講に関しては、所属学部にお問い合わせください。(それぞれの科目のテーマは、オンラインシラバスから抜粋しています)
[開講学部]

法学部

[科目名]

環境と裁判 J

[開講日時] 

後期 月3 藤原 猛爾先生

[テーマ]

具体的な公害・環境訴訟事件を素材にその紛争の背景、判決を検討することを通じて、現代の環境問題をめぐる環境法の特質と課題を考える。

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[開講学部]

産業社会学部

[科目名]

環境論 S/環境問題論 S

[開講日時] 

後期 月1 杉本 通百則先生

[テーマ]

環境問題の一層の深刻化を考えれば、21世紀の社会が今日のような経済体制、企業行動、ライフスタイルの単なる延長として存在できないことは明らかであり、人類史のうえで新しい行動規範を必要としている。こうしたなか複雑化する環境破壊現象の法則的解明を目指し、現代社会における公害・環境問題がいかなるメカニズムで発生しているのかを社会科学的に分析し、その解決策を提示することを課題とする「環境論」の発展が求められている。本講義では、環境破壊の歴史と人間の社会的活動とのかかわりを概観したうえで、公害問題、廃棄物問題、エネルギー問題、自然破壊問題、地球環境問題などについて歴史的・多角的視点から考察する。また、公害・環境問題と人間社会との関係一般についての基礎理論を概説しつつ、持続可能な社会の実現の諸条件について検討したい。

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[開講学部]

産業社会学部

[科目名]

環境教育論 S

[開講日時] 

後期 木2 竹濱 朝美先生

[テーマ]

温室効果ガス削減対策、気候変動の影響に対する適応策に関連して、市民向け環境教育の基礎的な知識を学ぶ。環境教育のなかで、気候変動・温暖化がどのように取り上げられてきたか、市民向け環境教育プログラムの事例について学ぶ。市民レベル、地域自治体レベルで取り組める気候変動対策、気候変動に対する適応策を学ぶ。

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[開講学部]

国際関係学部

[科目名]

Environmental Economics R

[開講日時] 

後期 木2 大島 堅一先生

[テーマ]

The objective of this course is to introduce students who use English as a second language the basics of environmental economics and environmental policy. This course is based on lectures, seminars and students' presentations. Students of this class have to make at least one presentation in the classroom on the reality of an international environmental problem. Please note that this course is not recommendable to native speakers of English

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[開講学部]

政策科学部

[科目名]

環境計画論 P/エコライフ政策 P

[開講日時] 

後期 水3 小幡 範雄先生

[テーマ]

環境計画とは、環境にできるだけ負荷をかけない、環境にやさしい自然共生型のビジョンを構築することである。
有限な資源の永続性を確保するため、大量生産・消費・廃棄型の経済社会とライフスタイルを見直し、あらゆるものを資源として循環し、また様々な形でリサイクルするとともに、廃棄するものを最小限とすることで、循環型社会への転換が急がれている。本講義では、実行力のある環境計画を構築するための政策課題を中心に、環境保全・管理の理論、環境施策体系、環境制御等を体系的に学ぶ。

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[開講学部]

政策科学部

[科目名]

環境エネルギー論 P

[開講日時] 

後期 金1 小杉 隆信先生

[テーマ]

我々の生活や経済活動は各種の資源・エネルギーの利用を伴い、それが資源需給の逼迫や、地球温暖化・酸性雨などの環境問題を引き起こしている。これらの問題の現状と将来見通しを示すとともに、問題解決のための政策手段について検討する。

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[開講学部]

文学部  映像学部

[科目名]

特殊講義(ドキュメンタリー・環境と生命) GA/
ヴィジョン形成特殊講義(ドキュメンタリー・環境と生命) GA

[開講日時] 

後期 金3 木野 茂先生

[テーマ]

環境と生命に関する諸問題は20世紀以来、人々から大きな関心をもたれているテーマである。科学技術の急速な発達、環境問題、増大する地球人口、資源の枯渇、貧富の格差拡大、絶え間ない戦争、生殖医療技術の発達、生命と倫理の諸問題など、そこにはさまざまな問題が含まれている。一方、現代の私たちは膨大な情報に囲まれているが、その中から必要な情報を得ることはきわめて難しい。様々な媒体から与えられる情報をただ受け止めるだけでなく、それを読み解く能力が必要である。
この授業ではテレビ・ドキュメンタリーを題材に、環境と生命に関するこれらの諸問題をみんなで考えることを通して、受け身ではなく自ら考える能力を磨くことを目標にする。そのため、授業は一般的な講義形式を取らず、みんなでドキュメンタリーを観た後、教室でのディスカッションを通じて理解を深め、考えることに集中する。授業では必要な資料を授業プリントとして用意するが、授業の後、自分でインターネットや図書館を利用して調べる習慣を身に付ける。

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[開講学部]

経済学部  経営学部

[科目名]

環境・開発論 E/環境と開発 A

[開講日時] 

後期 金1 島田 幸司先生

[テーマ]

本講義は環境と開発の対立による問題を対象として、おもに社会科学的なアプローチで解説と議論を進める。その際,理論と実践(現実)の接点の模索に重点を置きたい。まず総論として、環境問題発生の根源を「囚人のジレンマ」や「コモンズの悲劇」といった理論・仮説を用いながら解説する。
つぎに環境と開発の対立構造を、水俣病、石綿被害、ダム開発等の事例に基づきながら論を進める。後半では、これら対立構造の克服策や解決の糸口として、環境影響評価、土地利用と環境負荷の関係、経済発展と環境負荷との関係、環境規制と企業の経済性との関係などを取り上げることにより、21世紀の持続可能な開発を進めるうえでの鍵となる理論と政策・制度を学んでいく。

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[開講学部]

理工学部

[科目名]

環境評価システム3T/環境管理III 3X/LCA論 AI/環境評価システム AI

[開講日時] 

後期 金3(5) 天野 耕二先生

[テーマ]

ライフサイクルアセスメント(LCA)、マテリアルフロー分析(MFA)および環境リスク分析を中心に、先進的な環境評価システムについて学ぶ。ISO国際規格として標準化されている環境マネジメントや環境パフォーマンス評価にも触れながら、ライフサイクル的な概念の基礎と応用を習得する。

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[開講学部]

理工学部

[科目名]

環境化学 23

[開講日時] 

後期 水4(7) 松田 十四夫先生

[テーマ]

環境問題の発生源には、人間の生産活動を含む様々な活動が大きく関わっており、放出される物質の自然界(大気圏、水圏、地下)での動態・化学変化の認識が、環境を理解する上での基礎である。地球環境に関する現状、問題点、改善策などについて、物質の性質・化学変化との関わりを中心に解説する。さらに、環境計測の現状、今後の展開としてのグリーンケミストリー、環境政策についても解説する予定である。

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立命館土曜講座 編

正課講義のほかに、その名の通り毎週土曜日の14時~16時に開講されるこの立命館土曜講座では、歴史、文学、美術、社会学、国際関係学、生き方論など、非常に多岐にわたるテーマを扱っています。7月の特集テーマは、「地球の気候変動問題」で、3回の講義が予定されています。もちろん事前予約不要で、無料で受講が可能です。参加者の多くは地域の方々で、なかには、毎週参加している方や講義終了後に熱心に講師に質問する方もいらっしゃるようです。一般の方の学びへの熱意に負けず、在学生のみなさんも積極的に受講してみてはいかがでしょうか?

 2008年7月 <特集> 地球の気候変動問題

 1- 7月5日(第2861回)

「地球温暖化と環境・社会影響」政策科学部 教授 仲上健一

 2- 7月19日(第2862回)

「低炭素社会への誘い」政策科学部 教授 佐和隆光

 3- 7月26日(第2863回)

「ポスト京都議定書における中国の気候対策」政策科学部 教授

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