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長濱 弘(ながはま ひろむ)
立命館大学 文学部4回生
応援団吹奏楽部に所属、担当は打楽器
長濱 弘
3月21日(水)に横浜みなとみらいホールで行われた第30回全日本アンサンブルコンテスト大学の部において、
立命館大学応援団吹奏楽部の打楽器8重奏が出場し、銀賞を受賞した。
立命館大学の全日本アンサンブルコンテストへの出場は過去1度だけで、今回はライバル校を破っての念願の全国大会出場であった。
今回のインタビューでは、全日本アンサンブルコンテストに
打楽器8重奏のリーダーとして参加した長濱弘さん(文学部4回生)にお話を伺った。
Q

2004年から3年連続で全日本吹奏楽コンクールに出場し、銀賞を受賞している応援団吹奏楽部。史上2度目の全日本アンサンブルコンテスト出場での銀賞受賞は素晴らしい成果だと思います。アンサンブルコンテスト出場に向けてどのような取り組みを行ってきましたか?

長濱

全日本アンサンブルコンテスト大学の部は、全国で地区予選を勝ち抜いた10団体が金賞・銀賞・銅賞を競い合う全国トップレベルの大会です。立命館大学は夏の吹奏楽コンクールで3年連続全国大会に出場している為、今年は夏のコンクールには出場権がありません。全日本アンサンブルコンテストは今年一番の大きな大会として目標にしてきました。

立命館大学の全日本アンサンブルコンテストへの出場は過去1度だけで、一昨年まで3年連続で関西学院大学の打楽器パートが関西代表として出場しており、私たちは毎年悔しい思いをしていました。演奏が終わり、立命館大学・関西学院大学共に金賞を獲得し、どちらが推薦されるか分からない状況でしたが、推薦の発表で立命館大学の名が呼ばれ、全国出場が決まった時はメンバー全員嬉しくて泣いていました。同じ打楽器アンサンブルで関西学院大学に勝つことができたこと、念願のアンサンブルでの全国出場を果たせたことで、さらにモチベーションが上がりました。

関西地区予選が終わり「ライバルを倒そう」という姿勢から全国大会へ向けて「自分たちの音楽を目指そう」という姿勢に変わり、練習にも熱がこもってきました。当日までの練習では4回生メンバーの就職活動の時期と重なり、そろっての練習を行うことが困難でしたが、最高の状態で本番に臨むため、妥協せず練習に集中するよう努力しました。

また、今回の大会ではたくさんの打楽器を使ったので、特に運搬やセッティングには注意をしました。セッティングは、これまでの経験を元に、センターの位置や、配置場所での音の広がり具合、ホールの響き方も考えながら行いました。本番が始まり、舞台に立った瞬間は、他には変えがたい感動で、この大会で演奏できることが、とても嬉しかったです。結果は目標にしていた金賞ではありませんでしたが、無事に本番を終えることが出来ました。

Q

今後の抱負や在学生に対するメッセージをお話ください。

長濱

吹奏楽やアンサンブルは、皆で一緒に1つの事をやるということが最大の魅力だと思います。打楽器は他の管楽器等とは違い、1パート1人なので1人にかかる責任は重く、誰にも頼ることの出来ないパートです。しかし、その分他の人とは違う自分を表現できるという魅力があると思います。

私は吹奏楽のことになると、指導がつい厳しい口調になってしまうのですが、それは中途半端に妥協しないことが向上のきっかけだと考えているからです。後輩にも妥協しない心を伝えていきたいですね。

今後の目標としては、吹奏楽部の活動として7月にサマーコンサート、12月に定期演奏会があるので、そこで最高のステージを作り上げることです。多くの学生や、一般の方に見てもらえるように、とことん練習しようと思います。音楽だけでなく、何事においても妥協しない心を持つということは大変重要なことです。皆さんも、なにか1つのことを妥協せずに続けていってください。それが、今後につながると思います。

取材・文森津瑛理子(政策科学部2回生)
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