全日本アンサンブルコンテスト大学の部は、全国で地区予選を勝ち抜いた10団体が金賞・銀賞・銅賞を競い合う全国トップレベルの大会です。立命館大学は夏の吹奏楽コンクールで3年連続全国大会に出場している為、今年は夏のコンクールには出場権がありません。全日本アンサンブルコンテストは今年一番の大きな大会として目標にしてきました。
立命館大学の全日本アンサンブルコンテストへの出場は過去1度だけで、一昨年まで3年連続で関西学院大学の打楽器パートが関西代表として出場しており、私たちは毎年悔しい思いをしていました。演奏が終わり、立命館大学・関西学院大学共に金賞を獲得し、どちらが推薦されるか分からない状況でしたが、推薦の発表で立命館大学の名が呼ばれ、全国出場が決まった時はメンバー全員嬉しくて泣いていました。同じ打楽器アンサンブルで関西学院大学に勝つことができたこと、念願のアンサンブルでの全国出場を果たせたことで、さらにモチベーションが上がりました。
関西地区予選が終わり「ライバルを倒そう」という姿勢から全国大会へ向けて「自分たちの音楽を目指そう」という姿勢に変わり、練習にも熱がこもってきました。当日までの練習では4回生メンバーの就職活動の時期と重なり、そろっての練習を行うことが困難でしたが、最高の状態で本番に臨むため、妥協せず練習に集中するよう努力しました。
また、今回の大会ではたくさんの打楽器を使ったので、特に運搬やセッティングには注意をしました。セッティングは、これまでの経験を元に、センターの位置や、配置場所での音の広がり具合、ホールの響き方も考えながら行いました。本番が始まり、舞台に立った瞬間は、他には変えがたい感動で、この大会で演奏できることが、とても嬉しかったです。結果は目標にしていた金賞ではありませんでしたが、無事に本番を終えることが出来ました。 |