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矢野吉住(やの よしすみ)
経済学部2回生
レスリング部所属
矢野吉住
4月21日から2日間にわたって横浜文化体育館で行われた2007年JOC杯ジュニアオリンピックで、
男子ジュニアの部フリースタイル60kg級でレスリング部矢野吉住さん(経済学部2回生)が優勝を果たした。
この結果により、8月下旬に中国・北京で開催される世界ジュニア選手権への出場も決定。
ジュニアの大会への出場が最後になる今年、どのような思いで大会に挑んだのか、
また初めて出場する世界ジュニア選手権への意気込みを矢野さんに伺った。
Q

JOC杯ジュニアオリンピックでの優勝と世界ジュニア選手権への出場決定おめでとうございます。ジュニアの大会への出場は今年が最後だと思いますが、これまでの大会と比べて、試合にかける思いに何か違いはありましたか。

矢野

この大会に出場するのは今回が3回目だったのですが、今までは優勝に縁がありませんでした。今年は出場できる最後の年になるので、上位を狙っていこうと考えていましたが、大会の直前に3日間で6kgの減量を行わなくてはならない事態に陥ったため、少し不安を抱えながら試合に挑みました。

ただこれまで様々な大会に出場してきたので試合の雰囲気には慣れており、特に緊張はしませんでした。初日は自分のレスリングをすることを心がけ、守りに入らず積極的に点数を取りにいくことを意識しました。2日目は、徐々に強い選手と対戦することになるため、とにかく試合に集中することを心がけました。そして相手にポイントを与えず、1点1点を取りにいくことを考えて試合を進めていました。中でも準決勝や決勝で対戦した相手は、今までにも何度か対戦しているライバルだったので、「負けたくない!」という思いが特に強かったですね。その気持ちの強さや今回の優勝にかける思いが成績につながったのだと思います。また、今まで世界大会に出場したことがないので、今回の結果で世界ジュニア選手権への出場権が得られたこともとても嬉しかったです。

私は小学校3年生からレスリングを続けているのですが、レスリングは練習も厳しく減量など苦しいことも多いです。しかしその苦労の分、勝った時の喜びや楽しさを一段と強く感じることができるスポーツだと思います。また、格闘技特有の1対1の真剣勝負であることも魅力の1つだと言えます。ルールが良く分からなくても、技が決まった瞬間などは見ていても楽しいと思うので、相手との駆け引きによって繰り出される技をぜひ見てもらいたいです。

Q

8月に北京で行われる世界ジュニア選手権への抱負とこれからの目標を教えて下さい。

矢野

今回初めて世界大会に出場するので、自分のレスリングが世界レベルでどれぐらい通用するのか、自分の力を思い切って試してみたいと思っています。世界大会で勝つためには、さらに高い技術が必要とされるので、今はタックルや組み手といった基本の技を重点的に練習し、技術の向上にむけて努力しています。そして世界ジュニア選手権では、上位入賞を目指して頑張りたいと思います。

他大学の選手の中には、学生でありながら世界大会で3位に入った選手もいます。その選手は、試合ではいつも点数を大事に考えながら戦っていて、ここぞという勝負の時には必ず確実にポイントを取っています。私もそういったレスリングをしていくことが目標です。そして、将来はその選手のように、私も他の選手から目標とされる選手になりたいと思っています。

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