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石井 陽(いしい・あきら)
法学部3回生
自転車競技部所属
石井 陽
5月20日、静岡県で行われた第9回門田杯U−23オープンロードレース大会で
自転車競技部の石井陽選手(法学部3回生)が優勝を果たした。
この門田杯U−23オープンロードレースは23歳以下の学生だけでなく、実業団選手も参加するレベルの高い大会。
また現在石井選手は2007ロード学生ランキング1位にもランクされています。
今回は、学生ランキング1位として、今後もさらなる活躍を期待される石井選手にお話を伺った。
Q

第9回門田杯U−23オープンロードレース大会での優勝おめでとうございます。
この門田杯U−23オープンロードレース大会とはどのような大会なのでしょうか? また、当日の試合展開について聞かせてください。

石井

この門田杯U−23オープンロードレース大会は、23歳以下の自転車競技をしている選手の中で日本一を決める大会で、100kmを走って順位を競います。この大会は、アップダウンの激しい、すごくハードなコースで行われたので、スタートしてから半分ぐらいまでは遅いペースでレースが続きました。そのため試合の前半は、40〜50人ぐらいの大きな先頭集団が出来ていましたね。しかし、中盤以降、何人かの選手がアタックをかけてきたため、ペースが上がりました。ちなみに「アタック」というのは、スパートをかけるように、一気にスピードを上げることをいいます。そこからは、かなり速いペースになり、先頭集団も7人ぐらいに絞られました。そして、最後の1kmぐらいで先頭集団の中から数名の選手が飛び出し、最後のアタックをかけてきました。私ももう限界に近いほど力を使い果たしていたのですが、「このままでは優勝できない!」と思い、渾身のアタックをかけた結果、私より先にアタックをかけていた選手を抜くことが出来ました。トップに立てたのは、ゴールの400mぐらい前のことだったと思います。かなり苦しい試合でしたが、その分優勝の喜びは一際大きかったですね。

実は昨年もこの大会に出場したのですが、その時は17位でした。また、4月にBKCで行われた全日本学生選手権クリテリウム大会では、2位に終わってしまい、昨年まで立命館大学の選手が連覇をしていた大会で、不本意な結果で終わってしまいました。優勝できない時期が続いていたため、自分としても、立命館大学の自転車競技部としても、全日本クラスの大会で絶対優勝しなければいけないと思っていましたので、この門田杯では必ず優勝を狙おうという気持ちが強かったですね。その中で優勝できたことは自信にもなりましたし、ポイントにより学生ランキング1位になることができました。

Q

これからの目標や意気込みを聞かせてください。

石井

この門田杯U−23オープンロードレース大会の結果もあり、学生ランキング1位になれたことで、7月末から日本学生自転車競技連盟のヨーロッパ遠征でベルギーやオランダに行けることになりました。ヨーロッパでは、自転車競技が日本の野球やサッカーに相当するぐらいメジャーなスポーツで、日本よりも更にレベルも高いので楽しみですね。

また、8月末から9月にかけて文部科学大臣杯第63回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)があるので、そこでも是非優勝したいです。インカレでは、夏の暑い時期に、今回の門田杯と同じきついコースを走り、その上 距離も今回よりも長い140kmになります。私は、どちらかといえば100kmの方が得意なこともあり、厳しい試合になると思いますが、優勝を目指して頑張りたいと思います。

取材・文李 亘(法学部2回生)
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