RS Web 学園通信
立命館大学 | Infostudents
前田 直輝(まえだ・なおき)
経済学部4回生
アメリカンフットボール部 副将
前田 直輝
皆さんはアメフトにワールドカップがあることを、そしてこの夏、日本代表が大会3連覇をかけて戦ったことをご存知だろうか。
第3回アメリカンフットボールワールドカップは神奈川県川崎市で7月7日から一週間にわたって開催された。
プロの選手の中にまじってただ2人、学生から代表に選ばれた前田直輝選手(経済学部4回生)。
準決勝に敗れた悔しさをかみ締めつつも、日の丸を背負った代表での経験は今後に向けて大きな収穫だったようだ。
日本代表として奮闘した前田選手にお話を伺った。
Q

ワールドカップでの準優勝おめでとうございます。日本代表に選出されてからの日々や、アメリカをはじめとする強豪国にと対戦して前田選手が感じたことを教えてください。

前田

代表チームが3連覇を目指して取り組んでいたので、準優勝という結果は正直残念です。しかし、私にとっては得るものが非常に多くあった大会でした。まず、3月から始まった日本代表選出の合宿での経験は貴重でした。140人いる日本代表候補選手をふるいにかけて、45人を選ぶという厳しい合宿でしたが、大学の練習と併せて、更にレベルの高い環境で競争ができたことが大きな力になりました。代表の練習では、やはり選手全員が日本のトップのプレイヤーで、それぞれが所属するチームの代表なんだというプライドがみなぎっていたので、どんな練習でも緊張感があり、ミスができない空気が流れていました。また、同じく学生から代表選出されていた戸倉君(*)とは同い年ということもありライバル心が燃えました。
(*戸倉和哉選手 法政大学)

日本代表に選出されてからもほぼ毎週末練習があったのですが、代表にはパンサーズのOBの方が13人もいたので、チームに溶け込みやすかったです。今後は合宿を通して経験したことを、パンサーズにも還元し、チームのさらなる躍進に貢献したいと思います。

ワールドカップを振り返ると、最初はとても緊張しました。普段の試合とは比べものにならないほど多くの観客がいましたし、対戦相手も体格の良い選手が揃っていたので、強いプレッシャーを感じました。2戦目のスウェーデン戦ではタッチダウンを挙げることができ、試合を経るごとに徐々に周囲を見てプレーができるようになったと思います。決勝戦で対戦したアメリカは、日本代表として何としても勝ちたい相手でした。この試合の為に3月から合宿を行って、チームを作ってきたと言っても過言ではありません。決勝戦の前半はリードして折り返し、悪い流れではありませんでした。しかし、アメリカの選手は日本代表のプレーにアジャスト(適応)する力がとてもありました。前半すんなり通ったプレーが、後半になると防がれるなど、本場の底力を見せつけられました。結果として20-23と僅差で優勝を逃したことは悔しいですが、今では次につながる試合だったと思っています。

Q

秋季に向けた目標をお願いします。

前田

現在の目標は、秋の関西学生リーグで昨年度の関西王者、関西学院大学に勝つこと、そして日本一になることです。そのためにプレーや精神的な面でチームを支えられるような選手となり、チームへ貢献したいです。

今回の代表選出、世界大会を経て、アメフトはとても奥が深いスポーツだと再認識しました。パンサーズは日本一を目指し、活動しているチームです。もしまだ見たことがなければ、ぜひ一度競技場へ足を運んで、リアルな音・雰囲気に触れ、その空気を肌で感じてほしいです。皆さん、是非試合会場に足を運んでみてください。

 

パンサーズ秋季リーグ日程

秋季もパンサーズの活躍から眼が離せない!!みんなで応援に行ってみよう!!
9 /1 (土) 17:00〜  立命館大学 vs 近畿大学 EXPO FLASH FIELD
9/17(月) 11:00〜 立命館大学 vs 龍谷大学 西京極陸上競技場兼球技場
10/13(土) 11:00〜 立命館大学 vs 同志社大学 EXPO FLASH FIELD
10/28(日) 14:00〜 立命館大学 vs 京都大学 西京極陸上競技場兼球技場
11/11(日) 14:00〜 立命館大学 vs 関西大学 EXPO FLASH FIELD
11/25(日) 13:30〜 立命館大学 vs 関西学院大学  長居陸上競技場
取材・文辻 健太郎(経済学部4回生)
© Ritsumeikan Univ. All rights reserved.
このページに関するご意見・お問い合わせは 立命館大学広報課 Tel (075) 813-8146  Fax (075) 813-8147