全日本大学かるた選手権大会、大学代表の部は各大学の代表同士が戦う部門です。立命館大学からは2回生の私が出場したのですが、前日の団体戦でも決勝戦まで試合をしましたし、当日も4試合戦った後の決勝戦だったので、私自身かなり疲れていました。かるたというのは実は札や読み手の声に集中するため、集中力を要する競技なのです。
準決勝で対戦した選手は、私が中学生だったころから知っている、強豪選手。これまでも対戦したことはあったのですが、一度も勝てたことのない選手でした。でも、いつも負けてばかりは嫌だったので今回こそはと強気で試合に挑みました。そのかいあって序盤から自分のペースで試合を進めることが出来て初めて勝つことが出来ました。決勝戦では試合の序盤に何度もお手付き(間違えた札を取ること)をしてしまい、相手のペースで試合が進みました。しかし、試合の中盤に「ここまで来たからには絶対に勝って、優勝するんだ!」と気持ちを入れ替えました。それからは落ち着いて試合を進めることができました。そうして、強気で札を取っていき、最終的には4枚差で勝つことができました。 |