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高間光平(たかま・こうへい)
産業社会学部2回生
かるた会
高間 光平
かるたの大学日本一を決める、全日本大学かるた選手権大会。
その大会で、立命館大学として初めて個人・大学代表の部で優勝した高間光平さん(産業社会学部2回生)。
かるたといえば伝統的な優雅な遊びと思う人も多いかもしれませんが、実は「畳の上の格闘技」と呼ばれるほど、激しい競技。
今回は、そんな大会で個人・大学代表の部、団体の部の2冠を獲得した高間光平さんにお話を伺った。
Q

全日本大学かるた選手権大会では団体の部も優勝され、個人の部・大学代表の部でも創部初の優勝というすばらしい成績を収められたと聞きました。当日はどのような思いで戦っておられたのですか?

高間

全日本大学かるた選手権大会、大学代表の部は各大学の代表同士が戦う部門です。立命館大学からは2回生の私が出場したのですが、前日の団体戦でも決勝戦まで試合をしましたし、当日も4試合戦った後の決勝戦だったので、私自身かなり疲れていました。かるたというのは実は札や読み手の声に集中するため、集中力を要する競技なのです。

準決勝で対戦した選手は、私が中学生だったころから知っている、強豪選手。これまでも対戦したことはあったのですが、一度も勝てたことのない選手でした。でも、いつも負けてばかりは嫌だったので今回こそはと強気で試合に挑みました。そのかいあって序盤から自分のペースで試合を進めることが出来て初めて勝つことが出来ました。決勝戦では試合の序盤に何度もお手付き(間違えた札を取ること)をしてしまい、相手のペースで試合が進みました。しかし、試合の中盤に「ここまで来たからには絶対に勝って、優勝するんだ!」と気持ちを入れ替えました。それからは落ち着いて試合を進めることができました。そうして、強気で札を取っていき、最終的には4枚差で勝つことができました。

Q

今まで一度も勝ったことのない強豪選手に勝っての優勝だったのですね。これからの抱負や目標を教えてください。

高間

私は福井県出身なのですが、福井は全国的に見て、かるたが盛んな土地柄です。その土地私は小学校3年生のころにかるたを始めました。私の所属しているかるた会にも「準名人」の位を取った人などがいます。いつか私もそのような人と同じぐらい強くなることが目標です。また、10月には、正月に行われる、かるたの名人戦の予選があります。今すぐに優勝して名人戦に出場するということは、今の私のレベルでは難しいですが、いつかは是非、出場したいですね。立命館大学のかるた会としては、3月に学校や企業の競技かるた部の団体ナンバーワンを決める職域かるた大会という団体戦の試合があります。この大会でも優勝を目指してがんばりたいと思います。

取材・文李 亘(法学部2回生)
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