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島子隆司(しまこ・たかし)
産業社会学部1回生
相撲部
島子隆司
体重別の学生日本一を決める全国学生相撲個人別選手権大会で相撲部の島子隆司さん(産業社会学部1回生)が85kg級で優勝した。
まだ1回生ながらも高校生の頃から85kg級の大会では負けたことがなく、この大会でも優勝を狙っていたという。
今後も更なる躍進が期待される島子隆司さんに大会での取組の様子、今後の目標などについてお話を伺いました。
Q

この度は全国学生相撲個人別選手権大会での優勝おめでとうございます。1回生での優勝ということですが、今回の大会を振り返っていかがでしたか?

島子

高校生の頃から、体重別の大会では負けたことがなかったので、今回の大会も絶対に負けたくありませんでした。1回生なので思いきりのよい相撲を取ることを意識して、大会に挑みました。この大会は、西日本と東日本の予選を勝ち抜いた選手だけが出場できる大会です。今回は東日本の東京で大会が開催されるということで、西日本からは私の戦った85kg級では4名の選手しか出場できませんでした。

 大会当日は、相手がどういう相撲を仕掛けてくるか分からなかったので、とても緊張していました。しかし、実際に相撲を取り始めると、自分が思っていた程は緊張していないことに気がつき、普段どおりに戦うことが出来ました。私はいつも試合のとき、足元の砂を後ろに払って、ゆっくり自分のペースで仕切りに向かいます。この大会でも自分のペースを乱すことなく、相撲を取れるよう意識していました。

決勝戦で対戦したのは、幸地銀治選手という日本大学の2回生の選手でした。自分と同じ85kg級なのにも関わらず、上半身の体格が自分とは比べ物にならないほど大きく、力も強いことで有名な選手でした。そのため、押し出されたり、また自分が押していって、土俵際で逆転されたりしないように気をつけなければいけないと考え、相手の足を取って、バランスを崩した所から仕掛けていこうと考えていました。結果的には、相手を寄り切って勝利し、優勝することができました。

Q

自分より大きい相手にどう挑むか考え、自分のペースを乱すことなく戦った結果、優勝することができたのですね。これからは、どのような意気込みで相撲に取り組んでいこうとお考えですか?

島子

今後の目標としては、11月に全国学生相撲選手権大会(インカレ)が大阪で開かれるので、この大会でも良い結果を残したいですね。団体戦なので、自分より大きい相手との対戦も予想されます。ですが、私は大きな相手を倒すのに有効な下手投げが得意なので、この技を有効に使いたいと思います。

私は小学生のころ、兄が相撲を始めたことをきっかけに相撲を始めました。それ以来、中学、高校とずっと相撲を続けてきました。相撲界において、私は体格的に恵まれているとはいえません。しかし、体が小さくても、大きな選手に負けないぐらい努力し、強くなって、全国の舞台で活躍できる選手になりたいです。

取材・文李 亘(法学部2回生)
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