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林 享美(はやし・きよみ)
政策科学部1回生
アーチェリー部
林 享美
10月12日(金)〜14日(日)に広島県で開催された第20回全日本学生フィールドアーチェリー選手権大会において、
アーチェリー部の林享美選手(政策科学部1回生)が見事優勝を果たした。
立命館大学のアーチェリー部女子としては久々となる学生日本一!
加えて1回生での全国制覇ということで、今後の活躍が期待される林さんに手に汗握る試合の様子や今後の目標についてお話を伺った。
Q

第20回全日本学生フィールドアーチェリー選手権大会での優勝おめでとうございます。フィールドアーチェリーという種目はあまり聞き慣れない名前ですが、どのような大会なのでしょうか?また、当日の試合展開をお聞かせください。

フィールドアーチェリーは、山中に設置された標的を4名1グループで、3本ずつ射って回ります。様々な景色を見ながら矢を打つことができるのが特徴で比較的楽しい種目です。この全日本学生フィールドアーチェリー選手権大会はそのようなグループで予選ラウンド、決勝ラウンドを行い、その中で勝ち残った4人による決勝トーナメントを行うという形式で行われました。

予選ラウンドは1位、決勝ラウンドは2位と順調に決勝トーナメントに進出できました。決勝トーナメントではとても緊張しました。4つの的の合計点で勝敗を決する優勝決定戦では、去年の優勝者である福長希代美選手(広島大学2回生)と対戦しました。1つ目の的ではリードしたのですが、2つ目の的で逆転され、3つ目の的でなんとか2点差まで追いつくという接戦でした。最後の的を狙う時はすごく緊張してミスしてしまい、負けてしまったと思いましたが、結果を見てみると私が相手の選手に1点差で競り勝っていたため優勝できました。その結果を知りすごく驚きましたが、本当に嬉しかったです。

大学に入ってからなかなか本調子が出せず、今大会も予選突破できればいいと思って臨んだ大会でしたが、先輩方が場の雰囲気を盛り上げてくれ、とても楽しく試合に入れたおかげで優勝できたと思います。

Q

大学に入ってなかなか調子が出なかったとお聞きしましたが、その原因は何なのですか?

大学に入って、今までと環境が大きく変わったことが一番の原因だと思っています。高校の頃は練習場も近くにあり、好きなときに時間を割いて練習できていましたが、今は勉強との両立も意識しています。また、下宿をして衣食住のすべてを自分でしなくてはならない中で、アーチェリーの練習も効果的に行うサイクルに慣れるのに時間がかかっていました。そんなときは、先輩方に相談することで気持ちが楽になりました。先輩にアドバイスしてもらったり、一緒に練習して技術を吸収できることが大学に入って何より心強い点ですね。今回の大会にむけても、先輩方にメンタル面で支えてもらったことも大きく影響していると思います。

Q

成績が伸びない苦しい時期を乗り越えて優勝されたんですね。1回生ということで、これからますますの活躍が期待されます。林さんの今後の目標を教えてください。

近い目標としては、12月1日、2日に大阪で行われる「第12回関西学生アーチェリーインドア選手権大会」で良い成績を残し、インカレに出場できるようにがんばりたいです。また、このような大きな試合を通じてメンタル面で成長しなければならないと思っています。
今回の試合でも緊張しなければもっと良いスコアが出たと思うので、まず緊張を楽しめるようになりたいです。そして、ゆくゆくは部内一番の選手、京都一番、関西一番、全国一番の選手になって、大学生の間にユニバーシアードの日本代表になり、世界にも挑戦したいですね。

取材・文森松敬太(法学部2回生)
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