今年の1月にジュニアの日本代表に選ばれたんです。ジュニア日本代表になるには20歳までという年齢制限があり、今年20歳になった私にとって今回がラストチャンスでした。試合の結果、無事代表に選ばれジュニアの日本代表として2つの国際大会に出場することができました。
まず代表に選ばれてすぐ、1月末にスペインで開催されたジュニアワールドカップに参加しました。ジュニアワールドカップは私にとって初めての国際大会で、フェンシングが強いヨーロッパの選手相手に私の力は通用するのか不安もありました。しかし、当日はのびのび試合を行うことができ、世界でも私のフェンシングは通用すると確信しました。また、4月にはトルコで開催された世界ジュニアフェンシング選手権にも参加しました。この大会は、世界ジュニアクラスの最も大きい大会で、シニアの大会で活躍する選手も多く参加していました。それらの選手と実際に剣を交え戦ったことが、私には大きな刺激でした。
そこでは、特にアメリカの選手の動きに釘付けになりました。彼女たちは、サーブルで重要とされる足の運びが細かく、とても速いのです。私も世界で通用する選手になるため、彼女たちのようなスタイルに変えなくてはいけないと思いました。「もっと色々な技を習得したい!フェンシングをもっと知りたい!」その一心で、ビデオやDVD、インターネットで世界中のフェンシングの映像を見て研究を始めました。今までビデオなどでフェンシングを分析したことはなかったのですがその結果、自分の動きの弱点も改めて確認することができました。世界に出て刺激を受け、良いものを取り込んだ結果の成長だったといえますね。 |