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鈴木晴之(すずき・はるゆき)
経営学部4回生、powanメンバー

栗波ちひろ(くりなみ・ちひろ)
経営学部3回生、powanメンバー
鈴木晴之
栗波ちひろ
2007年10月、立命館に関わる全ての人の「心をひとつ」にするためのコミュニケーションマーク「Rマーク」を制定した。
「Rマーク」の普及キャンペーンの一環として、「Rマークプロモーションコンテスト」を開催。
1月18日(金)には衣笠キャンパスにて最終審査が行われた。
今回は、プロモーションプラン部門最優秀賞に輝いたpowan(ポワン)の鈴木晴之さん(経営学部4回生)、
栗波ちひろさん(経営学部3回生)にお話を伺った。
Q

プロモーションプラン部門最優秀賞受賞おめでとうございます。今回のコンテストには、どのようなきっかけで参加されたのですか?
また、powanのプロモーションプランである「なりたい自分+R」キャンペーンが出来た経緯、製作中の苦労点を教えてください。

鈴木

先輩から「R」マークプロモーションコンテストの存在を聞いたことがコンテスト応募のきっかけです。私は、卒業研究で立命館大学と明治学院大学のビジュアルアイデンティティーについて研究しました。そこで、「R」マークを普及するためのプロモーションコンテストに参加することが、「大学生活の集大成となる」と考えました。そこで、デザインマネジメントゼミの後輩である栗波さんと一緒に応募しました。

栗波

コンテストに参加するにあたって、大学と学生が少しでも近づけるようなプロモーション活動を行いたいと考えました。私たちの「R」マークプロモーションを通じ、学生が将来の自分自身について考えるきっかけを見つけて欲しい。そこから、「なりたい自分を見つけよう」というコンセプトが決定しました。

コンセプトを決めた後は、2人がそれぞれアイデアを練りました。そして互いにそれを持ち寄った時、お互いが英単語にRをつけることを偶然にも考えていたんです。例えば、「challenge」に「r」を付けると「challenger」となり「挑戦者」となります。このように英単語の形容詞や動詞に「+R」を用い、学生がそれぞれ、将来の理想像を思い浮かべることができるキャンペーンにしようと考えました。そこから何度も話し合いを重ね、「なりたい自分+R」キャンペーンを作り上げました。このキャンペーンは@「R」マークの認知と浸透を目指すA立命館の方針を知ってもらうB学生に将来像を描いてもらうという3点を目的としています。方法としては、一般の方々や学生をターゲットとし、ポスター広告をはじめとしたキャンペーン展開を行うことを決めました。

エントリーシート作成中は、これが本当に面白いプランなのかという不安に駆られました。また、一次審査の結果連絡がなかなか来なかったため、落選してしまったのではないかと思っていたので、最終審査への通知が来た時は嬉かったですね。しかし、それと同時に最終審査までの僅かの時間にやるべきことや課題があると感じていたので、すぐ行動に移しました。

Q

では、最終審査である「R」マークプロモーションコンテスト当日の様子を教えてください。

栗波

当日は私がプレゼンテーションを行いました。最初は緊張していましたが、いったん話し始めると緊張が解けて気持ちよくプレゼンテーションすることができましたし、私たちのプランを伝えきったという充実感がありました。終了後には会場に来ていた学生や出場者、先生方にも「良いプレゼンテーションだった」「このプロモーションは面白そうで楽しみ」と声をかけて頂き、私たちの思いが観客者の方々に伝わったと感じて、とても嬉しかったです。

鈴木

「何かの賞に入れたら」と漠然と思っていましたが、最優秀賞に選ばれた時は全く実感がなく、2人で呆然としてしまいました。賞状を受け取る時、本郷副総長に「君たちの想いが伝わってきた」と声をかけてもらったことも強く印象に残っています。栗波さんも言っていたように、最優秀賞に選ばれたというよりも、私たちの想いを審査員や観客者の方々に認めてもらえたことが、何よりも嬉しかったですね。

Q

今後の展開について教えてください。

鈴木

現在は4月の入学式に向けて「R」マークを制作された秋山具義さんや「R」マークのプロモーションを担当されている横川隆司さんと一緒にポスター製作に携わっています。プロの方の視点から指摘をしていただくことはすごく新鮮で、学ぶことが多いです。プロの方の仕事を間近で見て実感することができ、私が将来就きたい職業の参考にもなっています。

栗波

学生のうちに、プロの方と一緒に仕事をできる経験はなかなか出来ないと感じています。コンテストの最優秀賞受賞をきっかけに、めったに巡り合えないチャンスが巡ってきたことを嬉しく思っています。

取材・文安藤賀菜子(文学部1回生)
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