地域と深く関わりをもつ立命館大学。これまで蓄積されてきた研究の成果を、幅広く地域の皆さんにも知ってもらおうと、各キャンパスで公開講座が開かれています。 この講座では多くの市民の方々や学生のみなさんに、大学の幅広い研究の成果を知ってもらうのと、生涯学習の場として「大学の研究成果を広く社会に還元する」ことを目的に開催されているものなんです。今回は、その様々な魅力について、人文社会リサーチオフィス 斉藤さんにお話を伺いました。 『土曜講座は、1番最初に講義を担当された故末川博名誉総長以後、様々な先生方が講義を行い、幅広い知識を紹介しています。毎月のテーマは「土曜講座運営委員会」という委員会と、衣笠総合研究機構に属する人文科学研究所や各研究所の先生方とで「現代社会に即したテーマ」を設定していただき、コーディネーターの先生より該当の学問分野の識者の方々を紹介していただいています。またコーディネーターの先生自身が講座を担当される事もあります。 聴講者の方々は、毎週大体80~90人、多いときで120~130人にもなります。 例えば、来年度の裁判員制度をうけて、2008年6月には「<特集>いま裁判を考える」をテーマに、当たり前のようでよく知られていない日本の裁判のしくみや特色をわかりやすく講義で紹介したり、2008年9月には、「改革開放政策30周年を迎えた中国社会の現状と課題」をテーマに、北京オリンピックや食料品の問題など様々なニュースが話題になった、今の中国の現状と問題点を読み解いていったりしました。 またその月には、北京五輪で福田前首相の通訳を勤められた、外務省アジア大洋州局 中国・モンゴル課課長補佐の岡田勝氏なども講師として来られ、「中国の改革開放と日中関係」というテーマで熱のこもった講義をしていただくなど、第1線で活躍している実務者の方に来ていただいています。また、立命館大学の先生だけではなく、学外からも様々な講師の方々が来られて講義をされるのも魅力の1つだと言えますね。 また先生と受講生の距離が近いことも人気の理由。敷居が高くないので聴講者の皆さんが主体的に関わってもらえている場だと思います。講義終了後には質疑応答の時間を30分設けていますが、熱心に質問される方が多く、時間をオーバーする事もしばしばあるんですよ。 「土曜講座」には様々な角度から皆さんの知的好奇心を刺激する機会があります。
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場所:立命館大学 末川記念会館講義室 → 立命館大学土曜講座ホームページ(講義スケジュールはこちら)
● その他にも大学内で開催されている様々な公開講座について調べてみました。 朱雀キャンパスでも、現在「公開講座」が行われています! またBKCキャンパスでは、毎年「びわこ講座」が開催されています。 このような各講座は、事前の申込等が必要な場合があります。
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