1998 星薬科大学薬学部 卒業 2000 星薬科大学大学院薬学研究科前期課程 修了 2001 星薬科大学大学院薬学研究科後期課程 中退 2004 星薬科大学大学院薬学研究科博士(薬学) 取得
大学院時代、日本中で注目されていた「内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)」の微量分析に携わることができ、ヒトの暴露評価を行いました。そのときに、国立医薬品食品衛生研究所や地方衛生研究所の先生方の公衆衛生に貢献する思いや情熱を目の当たりにしました。そのときに分析結果で、社会に影響を与え、よりよい生活向上につながることを実感しました。それから、公衆衛生分野や臨床化学での分析化学研究者になることを目指すこととなりました。
レギュラトリーサイエンスを目指した応用分析化学
クロマトグラフィーや質量分析法を用いた臨床/食品分野に注目した新たな測定技術の開発を目指しています。
私たちの研究室では、理化学的分析技術(クロマトグラフィー、質量分析法など)を主軸に様々な対象試料から効率的かつ高感度・精度の技術を検討することを目的としています。また、多くの研究機関、病院、大学、企業との共同研究を推進し、社会に望まれる成果をあげることを目指しています。
自分たちの出した結果が社会に影響を与える
分析化学分野では、測定結果がすべてです。憶測や仮説・通説など、特に重要視していません。しかし、自分たちの出した結果に自信を持ち、その値が社会に影響を与えることを自覚してほしいです。また、分析結果を得るまでの過程や裏付けなど、そこにたどり着くまでは、努力が必要でしょう、運もあります。ひとりではできないことも、チームで達成できることもあります。つねに「結果」にこだわる研究室を続けていきます。