2011 京都大学医学部 卒業 2022 京都大学大学院 医学研究科 博士課程修了
実臨床を通じて造血器腫瘍の診察、治療を経験してきました。難治性腫瘍に対する新規治療が次々に提案、実践されていく現状の中で、自分自身も基礎研究の見地から難治性腫瘍に対する新しい発見に携わりたいと考えるようになりました。 世の中で認められていることが真実ではなく数年後には忘れ去られていることが多々あるのが研究の醍醐味です。自分の手で事実を見極めて研究成果を積み上げていき、将来の実臨床に応用されるような研究成果を残すことが自分の目標です。
造血器腫瘍に対する新規治療提案
ミトコンドリア動態の観点から難治性造血器腫瘍に対する新規治療の提案を行う。
研究とは既知を前提にして仮説立案と検証実験を繰り返しながら未知の領域を一歩ずつ開拓することだと考えます。そのためには実験結果に真摯に向き合い、前提や仮説の検証を様々な角度から繰り返していくことが重要であると考えます。 現在、難治性腫瘍に対する実臨床では古典的な治療を軸にしながら、基礎研究から提案された様々な治療標的が実臨床に用いられています。その一方で、ADLや予後を大きく改善するような革新的な治療が求められているのも現状です。アンメットニーズが存在する疾患領域に基礎研究の見地から新しい治療提案ができれば幸いです。
研究においては失敗を避けるのではなく、失敗から新しいことを学び次の実験に活かしていく経験を積んでほしいと考えます。
私は実臨床を通じて造血器腫瘍の診察、治療を経験してきました。多種職連携が重要視される昨今の医療現場において様々な医療職の方々が自分自身の専門性を活かしながら協力して患者さんに向き合うことが求められています。自分の意見と他職種の立場からの意見を擦り合わせながら患者本人、家族、病院、地域医療、医療政策にとって妥当な医療を提案することが可能な人材を育成したいと考えます。 また、研究においては失敗を避けるのではなく、失敗から新しいことを学び次の実験に活かしていく経験を積んでほしいと考えます。 学生時代は失敗、成功に関わらずどんな経験も将来の役に立つと考えています。多くの経験を通じてどのような形で仕事に携わり、社会貢献していくのが自分らしい生き方であるのかを見つけてください。