岐阜薬科大学 薬学部 卒業 ハーバード大学公衆衛生大学院 修士課程修了 修士(公衆衛生学) 東京大学大学院 薬学系研究科 博士後期課程修了 博士(薬科学)
薬学部卒業後、厚生労働省の薬系技官として実務に携わるかたわら、留学や大学院の社会人課程で医療政策・経済学の研究を行っていました。厚生労働省で薬事や薬価の業務を経験する中で政策課題やリサーチクエスチョンが蓄積し、さらに活用できるデータや因果推論等の分析手法が整備されてきたことも追い風となり、腰を据えて研究をしようと厚生労働省を退職し、アカデミアに移ってきました。
データに基づく医薬品の臨床的・経済的評価と政策研究
データを用いた疫学的・経済学的手法により、医薬品の有効性・安全性・経済性を評価するとともに、薬事・薬価を中心とする規制・産業政策分析やレギュラトリーサイエンスの研究を進めます。
画期的な新薬の開発を促進しながら医療保険制度の持続可能性を保つことが求められている現代において、薬事・薬価政策は重要な役割を担っており、また個々の医薬品を正しく評価することが不可欠です。これらの研究成果を規制・制度に反映させ、社会に貢献することを目指しています。画期的な新薬の開発を促進しながら医療保険制度の持続可能性を保つことが求められている現代において、薬事・薬価政策は重要な役割を担っており、また個々の医薬品を正しく評価することが不可欠です。これらの研究成果を規制・制度に反映させ、社会に貢献することを目指しています。
情報が溢れる今だからこそ科学的に見極める
少し調べれば様々な情報が得られる現代において、一口に「薬が効いた」といっても、個人の感想なのか、試験管での効果なのか、臨床試験で因果関係を示した効果なのかで信頼に足る情報かどうかは異なってきます。薬学部での勉強を通じて、世間に流されることなく、科学的に情報を取捨選択できる目を養ってほしいと思います。 また、色々チャレンジできる貴重な時期ですので、興味があることにはどんどん手をあげましょう。一見役に立たないように見えても、どこかで繋がる財産になると思います。