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教員紹介

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萱野 範子 萱野 範子
萱野 範子
講師
Noriko Kayano
所属学科
薬学科
専門分野
医療薬学系
担当科目
医療薬学実習1|医療薬学実習2|実務前実習

経歴概要

出身大学院・出身大学他

1995年 京都大学 薬学部 卒業

薬剤師について

薬剤師について

薬学部を卒業後大学病院の薬剤師として勤務しました。その頃はまだ薬剤師が病棟で患者さんに直接かかわること、「服薬指導(薬剤管理指導業務)」が始まったばかりでした。お薬説明書の作成に際し個々の患者さんごとに文章を考えて入力し、薬のコピーに自分で色をつけてお渡ししていたことを懐かしく思い出します。今では患者さんにお薬説明書を渡すことや、お薬手帳を確認することは、薬剤師として当然すべきこととなりました。また患者さん自身がインターネットで病気や治療を検索されるなど薬に対する関心も高まり、薬剤師は更に深い知識を求められております。そういった社会状況は大学での薬学教育をより医療現場を意識したものに変化させております。ここ20年で薬剤師の業務の幅がここまで広がったことを考えると、未来の薬剤師がどのような存在になっているだろうか、また私が関わった学生達が未来の薬剤師になっていくと思うと夢が膨らみます。

教育活動

医療薬学実習1

「軟膏調剤」の実習において、軟膏、クリーム,ローションなど剤型ごとの特徴や性質など基本的な内容を説明後、実際に軟膏調剤を行わせ、学生の知識及び技能両面での向上に努めた。

医療薬学実習2

「疑義照会」の実習では、処方箋の問題点についてグループごとにディスカッションをし、発表させ、他のグループと互いに質疑応答させた。その後症例の解説を行い、疑義の内容に関して実際の疑義照会を想定してロールプレイを行った。実習後は疑義照会の結果および扱った処方薬の商品名、一般名をレポートに記載させ、知識の向上、定着を図った。

実務前実習

「病棟での初回面談・服薬指導」では、模擬症例について入院時の持参薬の確認、情報収集、初回面談、服薬指導、そして指導記録作成まで実際の病棟での業務の流れに基づいて実習を行った。講義では病態及び治療薬の説明を行い、ロールプレイでは患者が理解しやすい適切な言葉を選んだ説明の仕方や患者背景に配慮した応対の大切さを指導し学生の知識、技能、態度の向上に努めた。

学生へのメッセージ

萱野 範子 学生へのメッセージ 萱野 範子 学生へのメッセージ

学生へのメッセージ

薬剤師の業務は、私が薬剤師になったばかりの頃にくらべて大幅に広がりや深みを増し、それに伴い学ぶべき事は激増しているように思います。そして学生時代だけでなく、薬剤師になってからも日々変遷する医療に関する知識を習得し続けなければ、医療現場ではついていけません。そのため学問の基礎となる大学における薬学教育に関わり、少しでも貢献ができるよう努めていきたいと考えております。学生の吸収力は凄まじく、日々成長し続けているように感じられます。そんな学生達の肥やしになれるよう、自らも日々学びながら指導に携わらせて頂きたいと考えます。