2014 大阪薬科大学 薬学部 卒業 2016 大阪薬科大学大学院 薬学研究科 薬科学専攻 博士前期課程 修了 2021 大阪薬科大学大学院 薬学研究科 薬科学専攻 博士後期課程 中退
この世界の誰も手にしたことのない化合物を、自分が最初に発見したり創出したりする、しかもそれが人の役に立つ可能性がある。そういうことを自分ができるかもしれないと考えるととてもワクワクしました。もちろんそれは化合物に限らず、様々なデータであったり手法であっても同様です。 そういった好奇心が根本にあると思います。
天然物をリード化合物とする生物活性物質の分子設計
天然物由来の化合物を化学変換することにより、その化合物が有する生物活性作用を増強させる研究を行う。
上市されている低分子医薬品の約 6割が天然物由来、あるいは天然化合物の構造を基に開発された化合物です。 それだけ天然物には医薬品になる可能性があると言え、また化学変換することで、その可能性はさらに大きくなると考えています。 そういった考えのもと、新しく、有益な化合物を作り出していきたいです。
学生へのメッセージ
希望する進路はそれぞれあるでしょうが、物事を考えるということは、どのような分野どのような職種であっても必要不可欠であると思います。授業や実習、研究を通じて、考える習慣やその大切さを身に付けてほしいと考えています。 そして、何よりも楽しみながらできることが大事だと思うので、学生のうちにしかできない経験をして、学生生活を満喫し、その中で興味のある物事を見つけていってください。