2006 京都大学 薬学部 薬学科 卒業 2011 京都大学大学院 薬学研究科 医薬創成情報科学専攻 博士課程後期課程 修了
研究者だった祖父に影響を受け、子供の頃に顕微鏡をのぞかせてもらったり、実験の手ほどきを受けたのが研究者を志した初めの大きなきっかけでした。京都大学で多くの先生方から指導を受け、研鑽を積みました。Gタンパク質共役型受容体やイオンチャネルといった膜タンパク質の生理機能解析を手掛け、細胞内シグナル制御分子機構の奥深さを知ったことが現在へとつながっています。
統合的解析を駆使した細胞内シグナル制御機構と生理機能の探索
未同定の細胞内シグナル制御メカニズムを分子レベルで明らかにするとともに、マウスを用いて生理機能との関連を探索する基礎研究を展開することで、将来的な創薬に資する知見の取得を目指します。
生体分子は物理的・機能的な相互作用によって多彩な細胞内シグナルを協奏的に制御することで、多様かつ柔軟な生命現象を形作っています。当研究室では、複数の生命科学研究手法と遺伝子改変マウスを用いて、生命現象を分子から細胞、個体のレベルで統合的に解析する生理学研究を遂行しています。生命現象を理解するための基礎生物学研究を通して、有用な新規創薬標的分子の同定や細胞内シグナル制御の破綻によって引き起こされる遺伝疾患等の病態解明に貢献することを目指しています。
好きなことやできるようになりたいことに全力で取り組む経験をしてください。
学生という貴重な時期には、「自分がしたいこと」が何かを見定めるために色々なことに挑戦し、様々な人と交流してほしいと考えています。そして、好きなことやできるようになりたいことに全力で取り組む経験をしてください。