・1996 京都大学 薬学部 卒業 ・2001 京都大学大学院 薬学研究科 博士後期課程 修了
見たい知りたい、といった本質的な好奇心が研究の原動力でしょうか。インフォマティクスを切り口として、興味の赴くままに、バイオ~健康・医療といった分野に身を投じてきましたが、新たな人やデータとの出会いに刺激を受けて、研究の幅が拡がり、モチベーションが維持されてきたように思います。あとは、気力、体力次第でしょうか。
デジタルヘルス・バイオ
健康・医薬・栄養・バイオ関連の分子レベルからポピュレーションレベルのマルチモーダルデータを利用して、新たな知識発見に向けた情報解析・AI技術の研究開発を行っています。
多様な分野のデータを起点として、情報解析・AI技術の視点から、健康・医薬・栄養・バイオ等の各分野に資する未開拓の知見を導き出したいと思っています。
データを駆使するということ
AIの存在感が世の中に広まるなか、様々なAIツールの活用場面が増えていることと思います。一方、AIが出力するハルシネーション(幻覚)なども経験されていることでしょう。AIは学習したことは出力できる、という意味では、学習対象によっては、データ不足や枯渇もささやかれている状況です。今後のAIとの共存共栄の観点からは、常にAIがどういったデータ・1次情報を学習しているか?について意識しつつ、健康・医薬・バイオ分野においても、AIがまだ知らないデータ・情報を求めて、個々人の独自視点で、多様な経験・コトにチャレンジしていく姿勢が重要でしょうか、期待しております。