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教員紹介

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梅原 崇史 梅原 崇史
梅原 崇史
教授
Takashi Umehara
所属学科
薬学科
研究室
生化学研究室
専門分野
生物系

経歴概要

出身大学院・出身大学他

1994 東京大学薬学部 卒業 1999 東京大学大学院薬学系研究科博士課程 修了

研究者になったきっかけ

研究者になったきっかけ

父が製薬会社で研究していたことがきっかけです。土壌微生物由来の天然物から医薬品をつくるのが得意な会社でしたので、社員は職種や公私を問わず、訪問先の土を持ち帰る文化がありました。小学生の頃は家族旅行で土を採るのが楽しみでしたし、父の研究室を訪ねた時は菌体培養の匂いにワクワクしました。そういう環境で育ったせいか、弟も製薬会社で研究開発をしています。

研究について

研究分野・テーマ

エピゲノムを再構成して操作する

1. エピジェネティクスの生化学と合成生物学 2. エピジェネティクスの構造生物学 3. エピジェネティクスの創薬研究 エピゲノムを構成する様々な化学修飾が私たちの生命活動をどのように制御しているのかを、生体分子の構造と機能の解析に基づいて研究しています。また、エピゲノムの異常が関わる疾患の治療に役立つ化合物も開発しています。

研究テーマへの想い

エピジェネティクス(後成遺伝学)は、遺伝情報に「後付け」される生命情報を扱う研究分野です。研究室では、生化学、合成生物学、X線結晶構造解析、低温電子顕微鏡解析を駆使し、大学内外の研究室と医薬化学から前臨床試験まで幅広い共同研究を進めています。おかげさまでエピジェネティクスを制御する試薬はいくつか市販できましたが、患者さんに届く医薬品の開発は夢半ばです。この点はエピジェネティクスにこだわらず、みなさんと一緒に「Rits医薬品」の実現に貢献したいと考えています。

学生へのメッセージ

梅原 崇史 学生へのメッセージ 梅原 崇史 学生へのメッセージ

好きと嫌いのバランス

みなさんより少し先輩の立場として言えることは、素晴らしい方々との不思議なご縁のおかげで今の私がある、ということです。将来、何をしたいのかがまだわからなくても大丈夫です。「なぜかわからないけど好き」と感じることを大切にして歩み続けると、いずれかけがえのない人と出会って進むべき道が見えてきます。逆に、「自分には向いていないな」と感じることも素直に受け容れて乗り越えられれば、思いがけない幸運に恵まれるでしょう。この2つのバランスがうまく取れた時、最高の人生を送ることができると思います。ぜひ総合大学の本学で様々な人と出会い、自分が本当に好きなことを見つけてください。

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