2023年度　起業に関する外部支援プログラム（資金支援を含む）のご案内

研究シーズ等を用いた起業に関して、以下2点の特徴を備えたおすすめの外部プログラムを３つご案内いたします。ぜひ積極的にご活用ください。

• ■応募の間口が比較的広いにも関わらず大きな資金支援がある
• ■起業や起業後のスケールアップへの充実した伴走支援がある

1. 東大IPC「1st ROUND」

「1stRound」は共催大学の卒業生や教職員および学生および共同研究などの関係を有する企業やチームを対象とした日本最大級のアカデミア共催型起業支援プログラムです。
本学のほか、東大、東工大、筑波大学、東京医科歯科大学、神戸大学、名古屋大学、一橋大学、北海道大学、九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学の13大学が参画しています。

• 支援対象：VC等から出資を受けていない起業を目指すグループもしくは起業から3年以内のベンチャー
• 支援内容：各回約8件（チーム）が採択。最大１０００万円のNon-Equity（株式取得なし）資金、キャピタリストと専門家が各社ごとの都合・希望に沿ってカスタマイズしたハンズオン支援6ヶ月間無償提供、開発リソース（AWS1,200万円分など）提供
• 詳細はこちら: https://www.1stround.jp

2. 大阪産業局　関西スタートアップインキュベーションプログラム「起動」

大阪・京都・神戸は2020年に国の世界に伍するスタートアップ拠点戦略のグローバル拠点都市に選定され、大学、企業、自治体等が連携したエコシステム形成に取り組んでいます。本学もこのプラットフォームに参画しています。関西から世界に広がる事業を輩出するため、未来社会を構想し、グローバルに活躍するスタートアップを創出するプロジェクト「起動」が2022年からスタートしました。

• 支援対象：
  ・2022年は5件採択。未来社会を構想し、テクノロジーを活用して、グローバルに活躍したいと志す個人、グループ、あるいは創業5年以内のスタートアップで以下の条件を満たす者。
  ・関西に本社若しくは事業所がある。又は、関西をベースに事業立ち上げ、成長をめざす意思があること。
  ・資金調達を経て早期の事業拡大をめざす意思があること。
• 支援内容：最大1,000万円の事業資金と全国トップクラスのキャピタリスト等、専門家による6か月のハンズオンを提供
• 詳細情報：https://kidou.site/

3. KSAC GAPファンド

内閣府スタートアップ・エコシステム拠点都市の「京阪神スタートアップアカデミア・コアリション（KSAC）」は、京阪神と近隣地区の大学、地方自治体、金融機関が協力態勢を整え、関西地区でのイノベーションエコシステムの形成に繋げることをめざすプラットフォームで、本学も加盟しています。GAPファンドプログラムは、KSAC参画大学教職員あるいは大学院生が、事業化に向けた研究開発を実施し、その技術シーズを基にした起業やJSTの「STARTプロジェクト推進型」等、他事業への申請をめざすプログラムです。

• 支援対象（参考2022年度情報）：
  大学より出願。以下を満たすこと。
  ・立命館大学と雇用関係にある研究者または学生（修士課程、博士課程）
  ・研究成果や技術シーズを社会還元する大学発ベンチャー創出を目指していること※ただし既に起業している課題は含まない
  ・関西地区でのイノベーションエコシステム形成の一翼を担う意思を有すること
  ・本研究開発課題で、他の競争的資金制度等による支援を2022年度に受けていないこと
  ・その他応募要領記載の支援対象に該当すること
  
• 支援内容：GAPファンド支給（最大1,000万円程度。年度によって調整）
• 詳細情報：https://ksac.site/event/1/