2024年度採択
薬学部
林嘉宏教授
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疾患特異的単球の同定に基づくサルコペニア発症機構の解明

研究概要

加齢性サルコペニアは、老化に伴う筋量減少および筋力低下を特徴とする病態です。老化により生体内で生じる慢性炎症環境の関与が示唆されていますが、その発症機序はよくわかっていません。本研究では、サルコペニア発症に深くかかわる免疫細胞集団を特定し、その機能や誘導機序を解明することで、サルコペニア病態の基盤的理解をめざします。これにより、将来的な予防法や新規治療法の開発につながる成果が期待されます。

コメント

このたび創発的研究支援事業に採択いただき大変光栄に思います。老化に伴うサルコペニアという社会的課題に対し、免疫細胞の働きに注目して挑む本研究は、未知への挑戦でもあります。支えてくださる皆さま、恵まれた研究環境に感謝しつつ、健康寿命の延伸につながる成果を目指して全力で取り組んでまいります。