散布図と相関係数
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このグラフは滋賀県内にある50の市町村ごとのデータを用いて,1992年度(この演習で使っているデータよりも少し古い)における「世帯数あたりの人口」と「1人あたりの年間飲食店販売額」の関係を散布図の形でプロットしたものである.各市町村のデータが1つの点としてプロットされており,全部で50個の点の並び具合から「世帯数あたりの人口が少ない(単身生活者が多い)と1人あたりの飲食店販売額が多くなる?」傾向がよみとれる.
原因と結果を表す変数どうしの関係の強さの目安としては,このようなX軸Y軸による散布図に加えて相関係数という統計値がある.今回は,結果を表すデータ(目的変数)として「自治体(市)ごとの1人1日あたりの一般廃棄物排出量」を考えて,この変数を説明する(原因を表す)可能性のあるいくつかの変数との相関係数を計算し,比較的相関係数の値が高いものについて散布図を描いてみよう.相関係数の計算に必要な公式は相関係数に必要な計算式のページに書かれている.しかし,実は「correl」という関数を使いこなせれば,ややこしい計算を繰り返すこと無く実に簡単に相関係数を求めることができる.さらに,説明変数を複数とする重回帰分析については重回帰分析による予測モデルを読んでチャレンジしてみよう.
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