2005年度前期セメスター
土木工学科・環境システム工学科3回生配当科目

達成目標:
建設環境系の工学で必要な情報処理能力を養う.
演習内容:
表計算ソフトによるデータ処理,グラフ作成,地理情報システムの演習,数値シミュレーションの演習,および実際の環境データを用いた統計分析の演習を通して,コンピュータの応用的な利用方法について学ぶ.受講者を70名程度×3クラスに分けて,5週ずつ3つのメニューで演習を行う.各クラスとも,第1週目には,情報倫理や技術者倫理と本科目との関連についての説明がある.
履修上の注意:
授業で自分が扱うデータファイルを保存するために,自分専用のフロッピーディスク,CD-RW(DirectCDフォーマット済み),CF(コンパクトフラッシュ)カード,USBメモリなどを毎回持参すること.保存するファイル容量が小さい(合計で1MB程度以下)場合はフロッピーディスクが使えるが,ファイル容量が大きい場合は他のメディアを用意すること.CD-RW(DirectCDフォーマット済み),CFカード,USBメモリについては,大学生協で販売しているものであれば教室のパソコンでそのまま使用できる.この授業では,1回生情報処理演習の内容(コンピュータの基本操作やプログラミングなど)を理解していることを前提として演習を進める.履修前にコンピュータのオペレーティングシステム(Windows操作など)とソフトウェア(ExcelやWordなど)の復習をしておくこと.また,授業時間以外に少なくとも週3時間は自分でコンピュータを使う予習と復習を続けることが履修要件となっている.インスティテュートの学生は,本科目を履修せずインスティテュートの演習を履修すること.3回生後期開講の「測量学実習」を受講する場合は,この「データ処理演習」 (インスの場合は「デザイン演習A」)を履修していることが受講条件となる.
成績評価:
数回のレポート・小テストと出席による日常点で評価する.毎回出席してすべてのレポート(要求されている最低限の内容が含まれた正しいレポート)や小テストを提出すればC評価以上となる.各教員1/3ずつの評価点を総合し,レポートの完成度によって,A+からCまでの評価を行う.
クラス別の教室配置表
レポートをWebmailで提出する方法
レポートをWebCT電子メールで提出する方法
<コラーニング情報処理演習室C32>笹谷メニュー:地理情報システム
1.デジタル地図と空中写真画像の種類・空間的な条件検索
2.作表・グラフ作成・レイアウト
3.オーバーレイ・都市計画の用途地域
4.バッファリング
5.高分解能衛星画像の判読と利用
<プリズム情報処理演習室P25>伊津野メニュー:数値解析
*テキストを最初の演習時に配布する.持ってくるのを忘れた人は以下のページを参照.
0.概説
1.常微分方程式
2.連立方程式と最小二乗法
3.偏微分方程式と差分法
4.モンテカルロ・シミュレーション
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- <プリズム情報処理演習室P26>天野メニュー:統計処理
*演習課題の詳細は,学内PC上の「教材フォルダ」→「amano」→「dse2005」にある「README.html」を参照.
1.散布図と相関係数
2.ごみ指標と社会経済特性の関係
3.重回帰分析によるごみ指標の予測
4.課題提出