さきほどの図では、赤色の波フーリエ級数)以外にも、その他4つの波が表示されていたと思います。実は、この4つの波には大きな特徴を有しています。その特徴を見るために下の図を見て下さい。

 この図は、先ほどの図の波を一つずつ表示したものです。どうです?何かわかりましたか?
 そうです、黄色緑色青色紫色の順番で波が小さくなっていきます(減衰するのが速い)。
従って、波数が大きい波はすぐに減衰することが分かるかと思います。

 

 フーリエ解析を行うと、差分法でどんな利点が得られるかについては現時点ではふせておきます。あと2週間後の「刻み幅の設定方法」で利用することになるので、その時紹介します。ここでは、波数が大きい波はすぐに減衰してしまう、即ち波数が大きい波を精度良く解析しても意味がない、ということを理解してください。

 


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