政策分析技法入門 第8講 (2000年6月1日)


第8講 連立方程式と行列・行列式1−−−「表形式」の効用と行列

講義の目的
 1)様々な情報を表形式で示すことの意義を明らかにする
 2)行列に関する様々な概念及び基本的な行列の演算方法を理解する

1.表の効用

 1)集計の効用

   事例1 喫茶店の伝票 食料品の売上整理表
      品目ごとの需要予測が可能になり、
       用意すべき原材料の量について事前に情報を得ることができる。(喫茶店)
       品目ごとに注文すべき数量について、情報を得ることができる。(食料品店)

       情報は在庫コストに影響を与える。

      発展形・・・コンビニエンスストア 
        幅広く商品を提供すると同時に、売れ筋商品を特定して利益を上げる。

      売れ筋商品を特定化するなど、営業戦略を構築できる。営業戦略を構築できる。

   事例2 アンケート調査とクロス集計

      単純なアンケート調査をもとにクロス集計して表を作成すると有用な情報を多く得ることができ、戦略的情報として活用できる。
 

    クロス集計表の例
 

 2)計算の道具としての表

   一見複雑に見える計算を、容易にかつ見通しよく実行することを可能にする。

   事例 ある機械の導入コストの見積もり計算 5年が更新期間

    ・価格表
      
店名
価格(万円)
保守契約費
(万円/年)
修理費
(万円/回)
修理予想回数
(回/年)
A商店
65
10
 5
B商店
60
 6
10
C商店
50
 0
20

    ・回数表
 
店名
購入回数
保守契約回数
修理回数
A商店
1×5= 5
B商店
2×5=10
C商店
4×5=20

   修理費見積もりの表形式による計算フォーマット (価格表 × 回数表)

       
  たくさんのデータをうまく整理して集計することができる
 

2.行列に関する諸概念の定義
               

 

3.行列の演算

 *ホームページ上に公開するには、かなりの労力を要するので今回は省略します。
  もし、わからないという意見が多いようであれば、頑張って作りますのでメールを送ってください。

演習問題


 

 *解答


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