2014-2015韓国滞在記(FACE BOOK公開版) 本文へジャンプ
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最終更新日 2015年09月24日

2015年09月23日




22日、高麗大学校大学院BK21+で、送別会も兼ねた特別講演会を開催していただきました。

「日韓関係の現状と私」と題して、1970年代以来の私と韓国との関わりについて、

沢山の院生さんの前で話す貴重な機会となりました。

最後は、「安倍談話」に対する徐京植氏の批判を紹介しながら、

トランスナショナルな学術交流やキャンパスアジア等に尽力することで、

「他者との対話」の努力を今後も続けていきたいと結びました。

13ヶ月間、個人研究室も与えられ(3枚目)、

文学部(1枚目)や日本研究センター(4枚目)を中心に、

大変充実した毎日を過ごすことが出来ました。

何よりも多くの新たな出会いがあったことに心から感謝したいと思います。

以上で私の韓国滞在記最終版と致します。

なお、この間の私の滞在記については、ホームページにもアップしておりますので、

ご笑覧いただければ幸いです。



2015年09月20日



皆様、いよいよ帰国まで一週間となりました。

先週末は、日本の国会情勢にくぎ付けとなりましたが、何とか気を取り直して、

私も頑張っていきたいと思います。

さて、9月11日から15日にかけて、立命館の大学院ゼミ生や神田秀雄先生などと、

ハルピン師範大学を訪問し、合同シンポを行ってきました。

(大学院ゼミでは、毎年、韓国・中国の大学・史跡探訪旅行を行っており、

今年で6回目です。私共は「貧乏旅行」と呼んでおります。2~3枚目の写真)。

完成したばかりの731部隊の遺址も見学し、

あらためて日本の戦争犯罪の実態について学ぶことができたと思います。

19日には韓国日本史学会の例会で報告し(1枚目の写真)、

韓国の日本史研究者の熱気に触れることができました。

(ソウル大にいらしている池亨先生や池内敏先生にもお会いできました)。

終了後の懇親会の話題の中心はやはり「戦争法案」で、

とくに日本の反対運動の盛り上がりは韓国でも高い関心を集めているようです。

次回は、「韓国通信最終版」となる予定です。



2015年08月30日



ソウルから連帯!


2015年08月22日




8月22日、第12回「日韓次世代学術フォーラム」が高麗大学校で開催されました。

約250人の日韓の大学院生・若手研究者が参加し、

国際関係・歴史・宗教など12の分科会に分かれて、

100近くの研究報告が行われました。

1~2枚目の写真は、日韓の引率教員、フォーラム代表の張済国東西大学校総長です。

日韓国交正常化50周年ということで、

「私たちはお互いにどう向き合うか」という討論が、日韓の大学院生同士で行われ、

かなり率直な意見交換・提案が行われました(3枚目)。

南北関係が「緊張」する状況ではありましたが、

日本政府がそれをも利用して安保法制に結びつけようとしていることと全く対照的に、

東アジアの平和のために何をなすべきか、

という真剣な思いが感じられる議論だったと思います。



2015年08月05日



昨日の続報です。大した報告を行ったつもりではなかったのですが、

私の分も含めて、こちらの報道では大きく取り上げられました。

責任を負える私の部分の翻訳版です。

韓国では、日韓関係・日中韓関係の改善に、

それだけあつい関心を寄せているのだと感じます。


1.日中韓の学者「日本が過去を直視すれば東北アジア問題は解決」(『連合ニュース』8月3日)

桂島宣弘・立命館大学教授はテーマ発表において、

「近代日本の戦争責任、植民地支配責任を否定しようとする、

「戦後70年の安倍談話」が発表されることで、

日本は完全にアジアの孤児になるだろう」と主張した。

彼は帝国主義に基盤を置く日本のアジア主義を批判しつつ、

「東アジアにおいて共有されうる価値を如何に構築し、発信していくか、

真摯に問わねばならない」と発言した。


2.「日本は間違った判断をしている」日本に刃を中国(『韓国経済』8月3日)

桂島宣弘・立命館大学教授も、

「去る2009年、鳩山民主党政権が打ち出した「東アジア共同体」は、

安倍自民党政権になった現今ではその片鱗さえみられないようになった」とし、

「近代日本の戦争と植民地支配責任を否
定しようとする、

戦後70年談話(安倍談話)が発表されれば日本は完全に「アジアの孤児」になるだろう」と批判。

3.「日中韓関係確立のために共同機構の設立必須」(『NEWSIS』8月3日)

桂島宣弘・立命館大学教授は、

「孤立と攻撃的膨張の間で揺れ動く日本はアジア的連帯であれ、

東アジアにおいて蓄積されてきた価値に参入したことがなかった」とし、

日中韓関係の再考のために「東アジアが共有しうる価値を構築するのが鍵」であると述べた。


韓国語版はこちらです。
http://m.yna.co.kr/kr/contents/…
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php…
http://mobile.newsis.com/view.html…


2015年08月04日



8月3日、高麗大学校アジア問題研究所主催の

「第五回東アジア共同体フォーラム--70年の分断と東北アジア100年の未来」において、

「近代日本のアジア主義」と題して報告を行ってきました。

中国・韓国から外交担当者も参加し、

現下の厳しい東アジア情勢を打開する方途をめぐって、

かなり率直な意見交換が行われました。

(「連合ニュース」など幾つかの韓国のマスコミも取材に来ていました)。

ほとんどの報告者から、安倍政権・安保法制(戦争法案)に対する、

強い懸念が表明されたことが印象的でした。

安保法制(戦争法案)は、一人日本の問題ではなく、

東アジアの問題でもあること、是非はともかく、

中韓からは新しい地域協力構想が次々に発信されているにもかかわらず、

この法案は時代錯誤的発想でアジアから孤立していくものであることを、

再認識させられました。



2015年07月05日



7月4日、天津・南開大学日本研究院で開催された、

故王家驊先生の遺著『中日儒学ー伝統と現代』出版記念シンポジウムに参加し、

報告を行ってきました。このシンポには、台湾大学の辻本雅史氏も参加し(三枚目の写真)、

日本側の報告者がいずれも台湾と韓国から参加した形となったことについては、

王家驊先生も喜んでくださるのではと思いました。

言うまでもなく、王家驊先生は、

中国における日本思想史研究の文字どおりの先駆者であり、

1988年に六興出版から刊行された『日中儒学の比較』は、

大きな反響を呼びましたが、2000年にあまりに早くお亡くなりになりました。

私も1990年代前半に京都で行われた共同研究会の末席に連なり、

また子安宣邦先生の主宰された思想史文化理論研究会でも、

ご報告を拝聴した思い出があります。

2000年に北京日本学研究センターに派遣された際に、

お会いする約束をしていたのですが、既に先生は病床にあり、

それは叶いませんでした。

このシンポには、王先生のお弟子さんたちが多数参加され、

それぞれ興味深い報告を行いました。

南開大学を中心に、中国の思想史研究が着実に発展していることを

知ることができたことは大きな収穫でした。



2015年06月30日






6月30日、韓国国会議事堂憲政記念館で「日韓国交正常化50年」の一環として、

「朝鮮通信使善隣外交の再照明」が開催されました。

韓国の国会議員数名や駐韓日本大使も参加した、

フォーマルな集いではあったのですが、

朝鮮通信使研究の先駆者である故・辛基秀氏が、

私財を投じて製作した映画「江戸時代の朝鮮通信使」(1979年)が、

韓国語字幕入りで初めて韓国で上演されるなど、

意義は大きいと感じました(お嬢様の辛理華氏が来られて挨拶されました)。

どこかの日本のテレビ局が、捏造まがいの字幕を付けた「嫌韓」番組を、

同じ時に放映していたことと比較すると、

韓国では日韓関係の着実な発展を願っている方々が日本より多いように感じます。

ちなみに、私もこの「捏造」まがいの事態に怒り、

抗議のコメントを書き込んだのですが、

それがこちらの『文化日報』に取り上げられたようです(四枚目の写真)。



2015年06月26日





ヨルム バンハク(夏休み)となったので、

江原道ナミソムに1泊2日の旅行をしてきました。

ここは実は丁度10年前に訪れたのですが、

そのときは「冬ソナブーム」の只中で、

日本からの観光客で超満員でした。

そんなこともあり、いい思い出はなかったのですが、

景色は綺麗なところだという印象があり、もう一度行きたいと思っていました。

今回は、(MERSの影響もあり)外国人観光客もほとんどいない状況で、

おかげでゆっくり散歩を楽しむことができました(一番目と二番目の写真)。

その後、北漢江のほとりにあるペンションでバーベキュー(三番目以降の写真)。

一足早い「夏」を十分に味わうことができました。



2015年06月19日







ソウル市立大学校博物館で展示中の

「ソウル in 1945」写真展を見てきました。

(MERS問題で二つも学会が延期となり、時間ができました)。

米軍・日本人・韓国人が混在している、

そして今は(当然にも)無くなっている施設など、

貴重な写真ばかり50点強が展示されていました。

(何と!立派な写真集と絵はがきも無料でもらえます)。

この陰では、さまざまな「責任逃れ」と「責任追及」が進行していたわけですが、

韓国人は当然としても、

意外なことに米軍・日本人も含めて、

全体に柔らかな表情が読み取れるのは、

戦争が終わったことから来ているのだと感じました。

なお、MERS問題にも拘わらず、

高麗大のシンポ講演者としてお越しになった、

大阪大学のK先生とご一緒に行ったのですが、

35年以上前の共通の知人がいることを知り、

本当にびっくりしました。

人は意外なところでつながっていることに感動さえ覚え、

わが青春時代を思い出した次第です。


2015年06月16日



高麗大学校での学部の授業「日本史の理解」も本日終了しました。

シラバスには、「マクロヒストリー・世界史の構造から、

日本列島上の王権の歴史を読み解き、

近代一国史学のイデオロギーを相対化します」

などと大げさに書きましたが、

前半は日韓関係史は日韓関係だけで完結するものではないことに重点を置き、

後半は日韓の高校教科書を批判的に読み進める形で、

授業を進めました。

最後には、学生にプレゼンテーションを行ってもらい、

争点となっている問題などについても、

議論を行うことができました(写真)。

私にとっては、「日本史のストーリー」もさることながら、

何よりも韓国における「韓国史のストーリー」に、

触れることができたことがよかったと思います。

また、韓国の学生の多くは大変批判的精神に富んでいることにも、

あらためて感心させられました。



2015年06月11日



韓国の大学は1学期の授業は今週で終わりです。

(3月から新学期開始でした)。


いつものごとく、大学院の打ち上げを行いました。

今学期は、村上重良氏から島薗進氏までの、

国家神道論について、


数多くのテクストを講読しました。


韓国の院生は、神道・天皇などについて大変関心が高く、


私もかれらの質問に応えるために、

随分準備をしなければなりませんでした。

なお、城北区にある高麗大学校近辺は、

今のところ、普通に日常生活を送っています。

ご心配していただいた方々にご報告申し上げます。



2015年05月25日



5月23~25日、台湾政治大学で開催された

「2015東亜地区師生共同研討会」に参加し、

報告を行ってきました(二枚目の写真)。

この会合は、高麗大学校・北京外国語大学(=日本学研究センター)・

台湾政治大学など、日本以外の日本学研究機関の

教員・院生が研究報告を行うもので、

私は高麗大学校側の一員として参加しました。

「日本以外」というコンセンプトが大変ユニークで、

東アジアから日本がどのように捉えられ研究されているのかを知る

貴重な経験になったと思います。

なお、これに先立ち、台湾大学日本研究センターを訪問し、

そこで大活躍している辻本雅史さんにお会いしてきました。

(一枚目=許可を得て掲載しています)。

辻本さんとは38年に及ぶお付き合いになりますが、

(ちなみに、私は大学院修了直後だった

青年辻本さんが行った徂徠学に関する

初めての講義の受講生でした)、

日本研究の東アジアにおける現況と将来について

大変熱いお話をうかがうことができました。

辻本さんにエールを送ると共に、

私も及ばずながら頑張りたいと思いました。


2015年05月18日



5月16日、ソウル大学校の韓国宗教文化研究所で研究発表をしてきました。

決して多い人数ではありませんでしたが、ほとんどの方々は、

20年以上にわたる交流を続けてきた古い友人たちばかりです。

20年前には、立命館大学で院生宅に分宿して共同研究会をし、

またその翌年にはソウル大学校宿舎に泊まって研究会を開いたりした

大切な仲間たちです。

互いに日本語・韓国語が使えない中で、筆談や英語を交えて、

徹夜して議論した思い出もあります。

今回は、ようやく少しは韓国語が聞き取れるようになり、

そこまで20年もかかったことをお詫びしました。

私の拙い報告の後に、「宗教概念」論や植民地時代(日帝強占期)の宗教政策、

「類似宗教」論などについて、大変密度の濃い議論を行い、

私も20年は若返った気分になれました。

また、この研究所の水準の高さに、あらためて刺激を受けました。

次は是非京都での共同研究会を20年ぶりに開催しようということになりましたので、

また皆様にご案内申し上げます。


2015年05月10日



北ソウル「夢の森」公園に行ってきました。

ソウルの至る所にある小山を活用した公園で、大都会の中とは思えない、

新緑美しい初夏を感じることができました。

麓はにぎわっていましたが、山頂は人も疎らで、静かな散策にはとても適した公園です。

おかげで、日韓関係の現状や親のことまで、色々と思索することができた次第です。

ソウル滞在も後半を迎えていますが、自分にできることは何なのか、

もう一度見つめ直す、よい機会となりました。


2015日04月26日



知り合いが、大邱の大学に就職したので、大邱に来ています。

ソウルと違って、やや高い山に囲まれた盆地は京都に似ており(京都より近代都市ですが)、

何よりも綺麗な空気を満喫しています。

大邱のどの大学も、広い公園のような配置で、

こんな環境で学んでいる学生が、羨ましく思いました。

二枚目は、その様子です。

大学もソウル一極集中と言われ、それも分かるところがあるのですが、

やはり複雑な気持になりました。


2015年04月07日



朝の出勤前、NHK国際放送で、平野神社の「衣笠桜」を特集していました。

毎年観ていたものですが、思わず写真を撮りました。

ソウルでも桜は満開、及び木蓮が綺麗に咲いています。

三枚目が高麗大近辺の夜桜ならぬ夜木蓮の写真です。


2015年03月16日



本日のソウルは急に春めき、夕食は久しぶりの「和食」(「家食」?)です。

「吉乃川」以外は全てソウルで調達した物で作りました。

「吉乃川」は、先日訪韓されたA先生からのプレゼントです

(我が家の「酒倉庫」?には

「玉乃光」「久保田」「天狗舞」「浦霞」が大切に保管されています)。

大満喫の夕食でした。

なお、魚焼き器は、日本から持参しています。

(ソウルの百貨店・マート中探し回りましたが、

これだけはありませんでした。笑)。


2015年02月28日



1945年2月16日、27歳で福岡刑務所で獄死した尹東柱の詩を基にした

ライブコンサートに行ってきました。

アメリカ等で活動している韓国人グループ「ヌン オヌン チド」

(雪降る地図)による力強いメッセージ性に富んだコンサートでした。

周知のように、尹東柱は、立教大学・同志社大学に留学し、

数多くの詩作によって韓国では広く知られた詩人です。

韓国での戦後70年の一つの「記念の仕方」だと感じました。


2015年02月20日



ソルラル(旧暦1月1日)の一日、ソウル市内の散策(観察?)に。

珍しく人のいないソウルと思いきや、

仁寺洞には意外と沢山の人が…。

その近くの雲峴宮(ウニョングン)は人もまばらだったので、

トゥホ(韓国の伝統ダーツ)に興じ、

最後は現在韓国で1300万人以上が観たと言われている

映画「国際市場」を見てきました。

韓国の戦後史について、色々と考えさせられる映画でした。

仁寺洞近くには天道教本部があり、今年の研究の進展を祈願しつつ写真を一枚。


2015年01月14日



皆様遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

今年は日韓国交樹立50年ということで、

新年早々に高麗大学校日本研究センターでシンポジウムが開催され(9~10日)、

私は歴史部門で報告いたしました。

この50年を振り返りつつ、

とりわけ自国史研究者同士の交流がほとんど進展しなかったこと、

トランスナショナル・ヒストリーという新しい方法・視点が韓国から提起されていること、

思想史分野で比較史・関係史を超える叙述・視点が

やっと始められていること等について報告しました。

日本からは徐勝先生、伊藤亜人先生、

小倉紀蔵先生、朝日新聞の箱田哲也氏などが

興味深い報告・提案を行いました(いずれ記録は公刊されると聞いております)。

同じ日に日本の天理大学で東アジア宗教研究フォーラムが再出発していますが、

今年が日韓・東アジアにとって着実な交流が進む一年となることを

願ってやみません。


2014年12月10日



大変寒い中でしたが、高麗大学校大学院ゼミで打ち上げを行いました。

授業は、柄谷行人『世界史の構造』、ウォーラーステイン等を検討し、

皆で議論するものでしたが、大変密度の濃いものだったと思います。

世界史を俯瞰し、世界やアジアの現在について、色々と議論することができました。

院生の専門は、日本文学・韓国文学・現代社会論・国際政治学など

多岐にわたっており、

実は一番勉強になったのは、私だったかもしれません。


2014年12月01日



初雪の中で。いきなり、寒くなりました。ソウルは。


2014年11月26日



今日は私は怒っています。日本でいきなり総選挙。

大使館から、在外選挙制度の登録をするように

メールが来ましたので、光化門にある日本大使館に直ちに行ってみたら、

「今度の選挙には間に合いませんよ」とのこと!!

(実は手続きには三ヶ月くらいかかるとのこと、

それにも呆れましたが、では何のためのメール?)。

そこ置かれていたリーフレットに書かれているのは、

「登録申請は意外に簡単でした」。

後で、韓国の知り合いの先生に話すと、それに続けて

「だが、選挙はできませんでした」。

全く笑えない冗談です。

20歳以来、ほぼ毎回選挙に行ってきた者にとって、

選挙権を剥奪された思いです。まして、今度の選挙は……(怒り)。


2014年11月24日



ようやく2014年の韓国での学会報告の全てを終えました。

(何とか4回発表しました)。

今回は、大変難しいテーマだったのですが、

よい勉強になりました(於漢陽大学校)。

後は、12月の大阪での金光教関係の発表です。

本日から早速その準備にかかっています。


2014年11月09日

晩秋の土曜の午後、私の学問の大恩師と二人でゆっくりと

ソウル中心部を散策する機会がおとずれました

(私があまりうまくご案内できなかったので、方向音痴と叱責されましたが…苦笑)。

先生には、ご迷惑だったかもしれませんが、

現在の東アジアと日本の状況、中国論、大正期の重要性、

柄谷論、漢字と韓国の問題など、

大変密度の濃い有益なお話をうかがいながらの散策でした。

(皆さんにお分けしたい気持ちです)。

全く変わらないどころか、ますますお元気なご様子に、

大きな刺激を受けました。

もやもやがスーと消えていったのは、

やはり先生の明晰な問題設定にあるのだと思い、襟を正す思いでした。


2014年11月05日



秋深まり、というか、ソウルはすっかり寒くなったのですが、

紅葉を見ようと西五陵に来ました。


西五陵は、東九陵の次に大きい朝鮮王朝の王室の家族の墓域ですが、

広大な敷地の散策は、久しぶりに癒されました。


紅葉も大変きれいです。ソウルの観光スポットとしてはオススメです。


2014年10月19日



久しぶりの休日、ソウルの家でNHKを見ていたら、

宮城県桂島の復興特集をやっていました。

震災で大きな被害を受けたことは知っていましたので、

思わず釘付けに。ちなみに、ここが私の苗字のルーツです。

桂島、頑張れ!


2014年09月27日



専門でもないのに、嘉泉大で行われたシンポで、


「近代日本における『こどもの発見』と東アジア」

と題する基調報告を行いました。


お恥ずかしい限りですが、何とかこの一ヶ月アリエスなどを勉強して、

無事終了しました。

来月も韓国外大で報告することになっていて、今から猛勉強です


2014年09月18日



韓国が初めてという方もいらっしゃったので、

久しぶりに景福宮など、「定番」を回りました。

多分、10回以上は来たと思いますが、今回来てみて、

観光客はほとんどが、中国からの方々で、

まるで北京紫禁城にいるような錯覚に襲われました。

駐車場に入りきれない中国の団体バスが、路に多数あふれていました。

その意味では、私にとっても新鮮な体験でした。


2014年09月08日



ソウルから見た中秋の名月です。


2014年8月31日



昨日、金海市近郊の故ノムヒョン大統領の生地・墓地を訪ねました。

たくさんの方々が来訪されており、今でも愛されていることが理解されました。

どこかの国と比較して、考えさせられるものがありました。


2014年8月22日

皆様

本日から13ヶ月、韓国高麗大学校客員教員として、

ソウル滞在となります。

これまで、facebookは専ら見ることが専門でしたが、

せいぜい発信にも努めていきたいと考えています。

今の日本を、韓国から捉え、同時に東アジアの未来についても、

しっかり考えようと考えています。

宜しくお願いします。
@関西空港