アクセス権の変更

ファイルやディレクトリのアクセス権の変更をします。UNIX では人に見られたくないファイルやディレクトリを他人にアクセスされないようにすることが簡単に出来ます。

まず、ファイルやディレクトリのアクセス権を調べます。 調べるには ls コマンドを用いますが、-l のオプションを併用します。

% ls -l .cshrc
-rwxr--r--    1 rst26158    teacher      1665  4月 12 16:35 .cshrc
%                                                                 

ここで、左端のカラム -rwxr--r-- に注目します。
この記号は 1+3+3+3 のグループに分けて読み取ります。 各々のグループが示している意味は以下になります。

記号 r,w,x の意味は

文字 数値 内容
r 4 読みだし可
w 2 書き込み可
x 1 実行可能

これらのアクセス権を変更するコマンドが chmod です。 アクセス権は以下の規則で決められる数字を3桁に用いて表現します。

文字 数値 内容
rwx 7 (4+2+1) 読み出し可+書き込み可+実行可能
rw- 6 (4+2) 読み出し可+書き込み可
r-x 5 (4+1) 読み出し可+実行可能
-wx 3 (2+1) 書き込み可+実行可能

例えば、ファイル .cshrc を自分には実行・読み・書きの権限を与え、 自分以外のユーザーには全く権限を与えないようにするには

% chmod 700 .cshrc
としてやります。リストを見て、
% ls -l .cshrc
-rwx-------    1 rst26158    teacher      1665  4月 12 16:35 .cshrc     
%                                                                 
左端のカラムが -rwx------- となっているか確認します。


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