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研究テーマ

形状モデリングとシミュレーション


コンピュータグラフィックス分野における3次元曲面のモデリング技術と固体の解析技術を組み合わせた新しい数値計算手法の開発に取り組んでいます.力学的な計算にはメッシュフリー法を採用することで,固体の表面や内部にメッシュ構造を必要としない解析手法の確立を目指しています.




GPUを利用した曲面モデルの高速レンダリング


曲面を高速にレンダリングするための技術の開発を進めています.ここでのレンダリングの対象は陰関数曲面やボリュームデータの等値面であり,曲面が持つ滑らかさを失わずに,かつグラフィックス用ハードウェアで高速にレンダリングできることが我々の手法の特徴です.




GPUを利用した高速メッシュフリー解析


物体の運動や熱,電磁気といった物理現象を解析する手法の一つにメッシュフリー法と呼ばれる技術があります.この手法は物体表面と内部構造を表現するためのメッシュ構造を必要としないことが特徴です.我々はこのメッシュフリー法の計算をアルゴリズムの見直しとグラフィックスハードウェアの活用によって高速化することを目指しています.




包含物同定の逆問題のための数値計算手法


物体の表面の計測情報から内部の構造を推定する問題は医療では重要な技術の一つです.本研究室では物体表面における電流・電圧特性から物体内部の状態を推定する電気インピーダンストモグラフィを対象とし,推定精度の向上を実現する数値計算技術の開発に取り組んでいます.




地理情報システムに基づく3次元都市モデルの生成


平面的な地図の情報から3次元の町並みのモデルを生成するための技術を開発しています.生成する都市の対象は現代だけでなく,歴史的な町並みを半自動で生成する,あるいは都市の計画に基づいて未来の町の景観を推定するなどの用途を想定しています.