この夏期休暇期間も昔から変遷があります。
戦前の旧制の立命館大学の頃は7月11日から9月10日(62日)でした。
1937(昭和12)年6月発行の『立命館学誌』には「暑中休暇に於ける読物に就いて」という記事があり、当時の教授による夏休みの読書の薦めが掲載されています。
末川博先生は『寒山詩』『国際問題研究』など、吉川大二郎先生は河合榮治郎著『学生生活』、瀧川幸辰先生は『福翁自伝』『寺田寅彦全集』などを薦めています。もっとも末川先生は「何を読むべきかということよりも如何に読むべきかということのほうが大切」と言っています。
新制大学になって間もない1950(昭和25)~1955(昭和30)年度は、7月1日~8月31日(62日)。
1956(昭和31)~1985(昭和60)年度は、戦前と同じ7月11日~9月10日(62日)。
1986(昭和61)~1993(平成5)年度は、7月25日~9月20日(58日)となりました。
これ以降は、その年度の学事日程により多少変更されています。
祇園祭鉾引きのアルバイト(7月)北観音山を曳く立命館大学学生