新制の立命館大学は1948(昭和23)年4月に発足しましたが、旧制からの移行期であったため1949(昭和24)年度には新制大学法学部・経済学部・文学部を合わせ197名の卒業生を送り出しました。
1950(昭和25)年度の卒業式は1951(昭和26)年3月21日、春分の日に行われ、3学部合わせて992名の卒業生となっています(1949(昭和24)年度に発足した新制理工学部の卒業生は1951(昭和26)年度からです)。
1959(昭和34)年度は1960(昭和35)年の春分の日が3月20日であったため、あらためて卒業式を春分の日に実施することとし、1960(昭和35)年度以降も「春分の日」とすることを決めています。
この卒業式の期日は1984(昭和59)年度に、他の学年暦との関係(主に再試験制度)で3月25日とすることになりました。春分の日ではなく、また曜日に関わらず3月25日と固定し、1989(平成元)年度まで続きました。
しかし、この再試験制度もなくなるなど卒業式前後の諸日程との関係で、1990(平成2)年度以降再び「春分の日」となりました。そして1994(平成6)年度にびわこ・くさつキャンパス(BKC)が開設され立命館大学が二つのキャンパスになると、卒業式も春分の日を含めて2日で実施されることになりました。
ちなみに立命館大学の前身である京都法政学校の第1回卒業式は1903(明治36)年7月12日で、卒業生は55名です。今でも第1回卒業生の卒業証書が保存されています。
衣笠キャンパス第一体育館で挙行された卒業式