ゴールデンウィークという呼称は1951(昭和26)年頃から映画業界が使い始め広まった大型連休ですが、立命館の場合はどんな様子だったのでしょうか?
1948(昭和23)年7月20日、「国民の祝日に関する法律」が公布・施行され、立命館大学も学則で国の定める休日を休日とすることとしています。
1950(昭和25)年の立命館大学の学年暦では、
4月29日(祝)天皇誕生の日、4月30日(日)、5月1日(月)授業日、5月2日(火)授業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(木)授業日、5月5日(祝)子供の日となっています。メーデーも休みではなく、法律どおりの飛び石連休でした。
その後法律の改正とともに学年暦も変更され、90年代半ば頃まではメーデーを臨時休業日とするなどして4月29日~5月5日まで1週間の連続した大型連休になりました。
曜日の並びが1950年と同じ1995(平成7)年の立命館大学の学年暦では、
4月29日(祝)みどりの日、4月30日(日)、5月1日(月)臨時休業日、5月2日(火)臨時休業日、5月3日(祝)憲法記念日、5月4日(祝)国民の休日、5月5日(祝)子供の日となり、その後の土日を入れると9日間の大型連休となっていました。
現在の学則では、国民の祝日に関する法律に定める日のうち学長が定める日を「休業日」としています。
第44回メーデー(1973年)の行進。 連休中のメーデーには教職員や学生も参加し市内を行進した。