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中国語既習者クラスを担当してくださっている倪卉先生にインタビューさせていただきました。
倪先生は中国北京ご出身で、大学院時代から日本に住んでいらっしゃいます。時には(少し)厳しく、時には中国の恋愛映画を観て、一緒にきゅんきゅんするような乙女な心をお持ちの先生です。
Q.今の既習者のレベルはどのくらいですか?
A.HSKの級が思ったよりも高くてびっくりしました。教科書は簡単なものを選んでしまったかなと思いました(笑)
Q.私たちに足りない点はなんですか?
A.最近の若い人全般に言えるのですが、文章力が足りないと思います。本や新聞を読む機会は昔に比べてかなり減っています。そして、今ではパソコンを使ってレポートを提出したりしているので、いざ書こうという時に字が出てこないことがきっとあると思います。そうならないように、実際に字を書くことがとても重要です。
Q.中国に行く前の課題はなんですか?
A.一人暮らし経験がある人は生活面では大丈夫だと思います。一番心配なのは授業についていけるかどうか。中国の授業は日本と違い、いきなり難しい内容を学びます。それは、すでに勉強してきていることを前提に授業を進めて行くからです。皆さんは語学力の面では大丈夫だと思いますが、歴史的知識に弱いと思います。まずは、中国の歴史を勉強しましょう。そして、来年から行く広州市についても勉強した方がいいですね。
授業ではひたすら教科書を読んでいるのではありません。教科書の他に「读城记」という広州市について書かれた文章も読んでいます。さらに、倪先生が大学時代経済学を専攻なさっていたことから、中国の現代経済についての文章も読んでいます。その他に、書き取り練習やHSKの模擬テストといった様々な勉強をしています。
この授業の中では中国語だけを使っています。つまり、雑談でさえ中国語で話さなければならないということなのです。これによって、生の中国語に多く触れ合えることができます。4人という少人数制で、最初は寂しく思っていましたが、今では逆に少人数だからこそ自分の個性を発揮でき、コミュニケーション能力も短期間で高められたと思っています。
良い環境と良い先生や仲間たちに出会えたことに感謝してもっともっと中国語能力を上げていきたいです。