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近江・草津論
 2004年度  担当: 藤岡惇・吉田真
 

◆講義概要   授業曜日・時限 「水曜日 5時限 : 15:50 〜 17:20」   「講義場所:C108」
                      (※ 各回の講師の方とは 一部調整中・依頼中 
担当者
藤岡惇(fujioka@ec.ritsumei.ac.jp)  吉田真(myoshida@se.ritsumei.ac.jp)
教育目標


学生と住民が共栄できる地域づくりの道を解明する
求められる課題


草津市制50周年、BKC創設10周年記念の年に、立命と草津市との包括的協力協定の締結をふまえて--
1)学生がこの地域を愛し、この地域にもっと深く根ざし、地域の社会力・自然力によって育ててもらうためのきっかけを与えるとともに、将来の人生設計にも役立つような学習と調査を行ってもらう。
2)近江・草津地域・BKCにかかわる実態と問題点を調査研究するとともに、大学と地域、学生と住民の双方にとって、より良い地域を創造するための方策を提言するように励ましていく
3) 昨年の講義で滋賀県の国松知事は、近江と草津の課題として「E+E=C」――エコ(環境)とエコ(経済)の間にエコーを効かせて(経営)、C(文化)を生み出す必要を強調され、その方向での実態把握と政策提起を要望されたことを念頭におく。

探究目標

近江・草津・BKCを対象にして、持続可能な共生社会の創造の方策、大学と地域、学生と住民の共栄の方策を探究する
○そのために、近江・草津・BKCを対象にする調査研究活動をおこない、科学と学生の立場にたって、現状がどうなっているのかを正確に把握する実態調査レポートを作成する。
○そのうえで可能ならば、どうすれば
@BKCをエコキャンパスに変えることができるのか。
Aこの地に持続可能な共生社会が創造でき、大学と地域との共栄の関係がつくりだせ、新たな文化が生み出されるかについて、新たな政策の提起やアクションプランの提言にまで踏み込むことが望ましい。

授業内容との連動
1)前半は、基礎知識の学習と1回以上のフィールドワーク(FW)を行い、調査研究テーマをみいだすことを課題とする。
2)後半は、じっさいに調査研究を行い(可能ならばグループで)、レポートを作成してもらう。
3)担当教員の吉田・藤岡も授業の一部を担当し、授業内容の体系性を保障する。

講義スケジュール

講義に関する説明
1.  科目の趣旨,進め方,レポート課題,昨年の経験などを説明したうえで,草津市との包括協定を踏まえ,地域と大学の連携,持続可能な共生社会づくりの課題について述べる(吉田真)。
近江・草津地域の課題
2.  草津と草津宿の歴史−宿場祭りの魅力と街づくり(八杉淳・奥村嘉英(市職員))
3. 草津市の現状と課題−行政の視点から(草津市長)
4.  滋賀県の現状と課題−行政の視点から(滋賀県企画・政策部局)
5.  市民団体・NPOからみた地域課題と学生への期待(草津塾,障害者福祉ネットなど)
BKCのエコキャンパスづくり
6.  瀬田丘陵の地形と地誌/「龍谷の森」での活動と里山の保全(土屋和三(龍谷大学助教授))
7.  BKCの環境とエコキャンパスづくりの課題(吉田真)
先進的な経験に学ぶ
8.  文化と歴史に根ざす地域づくりの展望(本田清春)
9.  「長浜・黒壁による街の再生」(笹原司朗)
10. BKCにおけるリエゾン活動の10年(田中道七)
11. 愛東町の「菜の花エコプロジェクト」(藤井絢子)
12. 守山市の「豊穣の里・赤野井湾流域協議会」の活動(竹内辰郎)
提案・提言レポートの作成に向けて
13. エコキャンパスづくりの討論会
14. 公開授業:学生たちによるレポートプラン発表会(藤岡惇)@理想的な近江・草津作りを目指して
15. 公開授業:学生たちによるレポートプラン発表会(吉田真)A理想的なキャンパスをめざして

予定は変更になることがある

その他
企画協力:おうみNPO政策ネットワーク

       


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