経済学部教授曹 瑞林

専門分野中国経済論、財政学

研究テーマ(1)税制・財政の中日比較研究、(2)地域経済と地方財政の研究、(3)地方財政調整の国際比較研究、(4)新常態下での中国経済の政策課題

経済学部教授 曹 瑞林 プロフィール写真

経済学部創設70周年おめでとうございます。1989年に国費留学生として来日し、大阪市立大学で財政学の研究を始めました。1995年に再来日し九年目に著書『現代中国税制の研究』を公刊し、博士学位を取得できました。本書で現代中国税制の特質を市場経済化との関連で解明し、中国税制の過渡的性格や改革課題を提示しました。近年は地域経済と地方財政の研究に重点を置いています。中国経済の高度成長とともに、地域間経済格差、都市農村間の公共サービス水準の不均衡など国民生活と深く関連する経済的、社会的問題が現れています。義務教育と医療保障の財政、公共サービスの均等化と地方財政調整、地方税制、社会保障の財政などに関する研究を発表しています。これらの研究は、講義やゼミ、中国プログラムなどで、教育内容の改善と質の向上につなげています。 

経済学部のある授業では、中国語の経済文献を使用しています。受講者の日本人学生と中国人学生がお互いに切磋琢磨し学びあう授業の光景から、経済学部の教育の国際化と多様化を感じています。

ゼミ生(卒業生)のみなさんへ