経済学部名誉教授西口 清勝

専門分野途上国経済論、アジア経済論

研究テーマ途上国経済論の分野で現在取り組んでいるのは「大分岐」(The Great Divergence,Kenneth Pomeranz)つまり世界がなぜ豊かな国(先進国)と貧しい国(途上国)に分裂したかを新しいアプローチ(global economic history)で研究しています。アジア経済論ではこの数年間東アジアの地域経済協力と日本をテーマに、メガFTA(TPP、RCEP、FTAAP等)】ASEAN経済共同体(AEC)と日本の関係、等に取り組んでいます。

経済学部名誉教授 西口 清勝 プロフィール写真

経済学部創設70周年おめでとうございます。私は1988年に赴任し2015年まで27年間勤務しました。この間、学部は衣笠からBKCへ移転しました。当時の衣笠は「文社系の総合大学」といっても良いほどの集積効果と外部経済に恵まれていたにも拘わらず、「文理の融合」を謳ってBKCへ移転したのですが、その成果は乏しく結果的には破綻しました。今では「文理の融合」について殆ど誰も語らなくなっています。しかし、大きく落ち込むことなく今日まできているのは学部の全構成員の努力と同窓生の支援の賜物であると思います。70周年を期にこれまでの成功と失敗の総括を行い、学生、父母そして社会から信頼と期待をされる教学の刷新によって一層発展して行って欲しいと願っています。

ゼミ生(卒業生)のみなさんへ