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TOPICS & EVENTS

12.27

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2023

竹内ゼミの学生が第17回行動経済学会のポスター報告セッション学部生部門にて奨励賞を受賞しました

12/912/102日間、高知工科大学永国寺キャンパスにて行われた第17回行動経済学会のポスター報告セッション学部生部門にて、経済学部 竹内あい准教授のゼミに所属する4回生の岡田翔太さん、林昂汰さん、深井悠登さん、中城虹さんが研究発表を行い、見事第17回ポスターセッション学部生部門奨励賞を受賞しました。
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 行動経済学会は日本における行動経済学研究の促進を図り、その研究に関心のある広い分野の研究者の核となる場を提供するために設立された学会で、毎年研究報告大会を開催しています。17回目を迎える今年度の発表会は3年ぶりの対面開催で行われました。1日目のポスター報告セッション学部生部門には30組が参加し、行動経済学に関する研究内容について発表しました。

私たちのグループの研究テーマは「後悔後の行動改変にコミュニケーションが与える影響」です。後悔の感情がある場合、自分と境遇の近い人と話し合うことはその後の行動にどのような影響を与えるのかについて明らかにしていくことを目的に研究を行いました。経済学実験を行い分析した結果、後悔した場合では同じ境遇の人と話し合うことはその後の行動を変化させにくくする作用があるということが分かりました。 

例えば大学生活の中で、課題を提出期限ギリギリまで残して「もっと早めにやっておけば良かった」と後悔した場面があるとします。その際、自分と同じような状況つまり課題に追われて後悔している人を見つけ、話すことで「安心感」を覚えることがあります。
 今回の研究では、同様の後悔をした者どうしでのコミュニケーションが、行動を変化させにくくする(=後日に出された課題も提出期限ギリギリまでやらずに同じ後悔をする)ことが分かりました。

学会では多くの研究者や教授、学生が私たちの研究に興味関心を持ってくださり、研究発表した甲斐が感じられました。一同大変感謝しております。また、「ポジティブな先延ばし効果」や「クイズの正解・不正解ではどちらのほうがより解説をみたがるか」など他大学の様々な研究テーマに触れ、互いに交流を深めることができました。 

2日間多くの研究者や他の学生、企業の研究に触れたり、新たな分析手法を知ったりと行動経済学に対する自分たちの知見を広げることができよい機会となりました。
 お世話になった竹内あい先生、ゼミの仲間に深く感謝申し上げます。

 

~岡田翔太(経済学部4回生)からのコメント~

行動経済学会への出場、またポスター報告奨励賞を受賞ことができ大変喜ばしく思います。
 3年春のテーマ決めから班員全員で話し合い、私たちの興味関心を突き詰めました。経済学実験のプログラミングや分析など様々な困難がありましたが、指導教員である竹内先生にもお力添え戴き研究を完成させることができました。また、経済学実験に参加していただいた方々を含め多くの人の協力のもと、この賞を戴くことができました。心より感謝申し上げます。

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