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09.28

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2020

在籍中に参加したJICA青年海外協力隊で開発経済を研究


服部鳥写真
服部 孝政 さん

学科・回生 経済学研究科 博士課程前期課程修了2020年度修了(経済理論・政策コース)


・大学院に進学した理由を教えてください。

 将来は、海外で大きなプロジェクトに関わる仕事に就きたいと考えています。海外の現場でプロジェクトをまとめる人材になるには、最低でも大学院(マスター)レベルの高度な専門性や論理的思考力、相手を納得させる説明/交渉力を備える必要があると教授や先輩から教わり、早い段階から大学院進学を希望していました。


・立命館大学の経済学研究科を選んだ理由を教えてください。  

 海外の大学院への進学も考えていましたが、時間的な制約や金銭的な制約からあまり現実的ではありませんでした。立命館大学経済学研究科には、これらの懸念事項を取り払って、研究をしっかりできる環境が整っていることに魅力を感じ進学を決めました。進学理由は主に三点あります。

 第一に、英語を積極的に使って学ぶ環境が整っています。立命館大学経済学研究科は、主に開発途上国からの留学生を対象としたプログラム(MPED)を整備しているため、英語で行われる正規授業も充実しています。これらの環境から、海外の大学院へ進学しなくても、留学生と開発課題について議論重ねながら、論文/研究を英語で取り組むことができました。

第二に、学内における奨学金や研究奨励制度が充実しています。私は立命館大学経済学部生を対象とした飛び級進学制度を利用して、経済学部4回生を飛ばして(経済学部3回生から博士前期課程1回生へ)大学院へ進学しました。その他にも入学金免除、国内/海外学会参加へのサポートもいただきました。これらの奨励制度を活用し、金銭的な負担を減らしながら大学院で研究を続けることができました。

 第三に、学部時代からの先生が引き続き指導して下さることで、スムーズに大学院での研究に移行することができます。私の個人的な考えですが、大学院生が質の高い研究成果を残すには、自分の取り組む研究に対して理解/支援/共感してくれる先生が必要だと考えます。私の場合は、大学院へ入学する前からJICA青年海外協力隊へ参加を決めていましたが、学部・大学院の指導教員である黒川清登先生は国際協力開発に経験と実績があり、事前に先生から助言をいただきながら、渡航中の学修方針や研究計画について方向性を定めることができました。(新型肺炎の影響で予定よりも早く帰国することになりましたが、)帰国後も順調に最終論文を執筆することができました。


・どのような研究をしていますか。立命館大学経済学研究科に進学してよかったこと、在学中に経験したことは何ですか?

 大学院では東アフリカのウガンダ共和国を事例研究として取り上げ、小規模農家の米栽培における投入と産出の関係を分析するという研究をしています。ウガンダ中部地域では、多くの小規模米農家から農薬の過剰散布が観察されています。農薬の過剰散布は、長期的な視点でみると人体、環境、収穫へ負の影響を及ぼしますが一向に改善の見通しが立っていません。訪問及びインタビュー調査から市場構造を把握しながら小規模農家の農薬過剰散布の要因を明らかにしています。

 上記は、私がJICA青年海外協力隊(201810月~20203月まで)へ参加した時の経験をベースとした研究です。ウガンダ中部地域の小さな村へ派遣され、農業普及員として米栽培技術の普及と米市場拡大に携わっていました。JICA青年海外協力隊プログラムを活用することで、先行研究から明らかにした情報だけでなく、実践的な経験も含めた視座を広げた研究に取り組みたいと考えていました。立命館大学では、経済学研究科及び指導を担当する先生との折り合いがついていれば、在籍期間中でも海外へ長期滞在することができます。本格的に就業する前に途上国において長期ボランティア経験を積むことができたことは、進路選択を広げる上でとても有益な時間となりました。


JICA青年海外協力隊プログラムでの農業普及活動の様子》

服部農業1写真



服部農業2写真

・修了後の進路を教えてください。

 修了後は、海外でも積極的に事業を展開する日系ゼネコンに就職が決まっています。学部時代には、滋賀県長浜市の黒壁スクエアやタイ・コンケン県の「まちづくり」を取り上げ事例研究に取り組みました。「まちづくり」×「農業」×「国際」の知見を少しずつ活かせる会社でチャレンジできそうでとても楽しみにしています。ボランティア時代に培った「泥臭さ」も忘れずに日々勉強は続けていきたいと思います。将来的には海外事業に長く携わっていたいと考えています。


・経済学研究科への進学を目指す方へのメッセージをお願いします。

 立命館大学経済学研究科では、他の研究科と比べてもグローバルに活躍できる人材を輩出できる環境を備えていると思います。将来グローバルに活躍したくて、他の学生と「差」をつけたいと意気込む方には、ステップアップの場として是非チャレンジしてほしいと思います。入学したら日本人学生、留学生問わず積極的に意見交換をしてみて下さい。色々なバックグラウンドと持った人達との交流が自分の価値観を良い意味で大きく変えることができると思います!


JICA青年海外協力隊プログラムでの農業普及活動の様子》

服部プレゼン写真



服部企画写真



服部サポート写真


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