RICA国際コンファレンスがBKCにて開催されました

2023年11月10日（金）、立命館大学びわこ・草津キャンパス・エポック立命２１にて、The 16^th International Special Conference on the Regional Innovation and Cooperation in ASIA (RICA)の国際学会「COVID-19 Pandemic and Responses against It in Asian Countries」が開催されました。RICAは、日中韓タイ4カ国の大学・研究機関（立命館大学、タイの国立開発行政研究院(NIDA)、韓国の釜山国立大学、中国の曁南大学）の共同事業であり、2006年の本学BKCでの第1回を皮切りに、各国もちまわりで毎年国際カンファレンスを開催してきました。毎年、各研究機関の教員とともに院生など若手研究者が多数参加して、研究報告を行いました。大学院レベルでの国際的な教育連携のシステムを構築する、というのがRICAの重要な目的であり、カンファレンスへの参加者から、次世代を担う若手研究者がこれまで何人も生まれてきています。

1６回目となる今回は、午前中のキーセッション（” COVID-19 Pandemic and Responses against it in Asian Countries”）での４つの研究報告・ディスカッションに続き、その後の分科会では、韓国、タイ、中国、バングラディシュ、日本のコロナ禍における政策や地域経済への影響など多岐にわたった課題について研究報告が行われました。分科会では、本学経済学研究科の院生によるものを含め、４１の研究報告がなされました。会場に海外からの参加者を含めて約１００名以上の参加者があり、活発で有意義な質疑応答と議論が繰り広げられました。翌日1２日（土）は延暦寺・琵琶湖博物館へのStudy Tripを実施し、日本の伝統文化、滋賀県の歴史・生活・自然環境などについて知見を深めることができました。RICAは来年度、中国の曁南大学にて、国際学会を開催する予定です。