GRGP参加者のVOICE

所属学科

環境都市専攻歴史都市防災コース所属(大学院)

留学した理由は?
卒業論文で、橋梁の耐震補強方法について検討をしました。地震大国の日本と同様な環境で生活している国の耐震工学がどのような位置づけであるか知りたいと思い、留学することを決めました。
留学先で学んだことは?
英語でのコミュニケーション力の向上と研究活動を行いました。まず、コミュニケーション力を上げるために2つの取組みを実施しました。1つ目は大学の寮(アパート)に住み、学生とシェアをすることです。これによって日常から英語を話さなければならない環境を作りました。2つ目は活動の場を作ることです。研究室と寮の行き帰りだけでは交流関係を広げることができないので飲み会に参加したり、友人と旅行にいったりしました。研究活動は、留学先の担当教授と相談して決め、MATLABを使用して多自由度解析構造のモデリングを行いました。進捗報告と今後の方針に関するミーティングが週に1回あり、教授と大学院生の方と3人で話し合い、最後に研究結果を英語でまとめました。
留学先で困ったことは?
困ったことはたくさんありましたが、その中で、留学するまでにしておけば良かったと思うことを3つ挙げます。①英会話能力不足:英語力不足が原因で、うまく会話(表現)が出来なかったため、週に1度のミーティングが苦痛でした。②日本についての知識不足:日本の歴史や政治、文化など、日本のことを詳しく知らないため質問をされても答えることができなかったからです。③世界情勢・文化の認識不足:中国との領地問題や過去の世界大戦の話になった時に自分の意見を言うことができなかったこと、宗教のために食べることができないものを勧めてしまったことです。
今後の目標は?
この留学を通して他国の生活や文化に触れることができ、さまざまな国の人から道路の状態やインフラの整備状況等を具体的に聞き、海外に対する興味関心を持つことができました。将来は土木技術者として、日本だけでなく世界で活動したいと考えています。