教員紹介

Instructor

教育開発推進機構 教授

藤本 学 FUJIMOTO MANABU

小学生の頃,祖父から「立命館大学の理工学部に高名な先生がいる」という話を聞きました。これが,私が大学の固有名を意識した最初の出来事でした。立命館大学に奉職することが決まったとき,まず初めに,この祖父の言葉が脳裏に蘇りました。教育開発推進機構の一員として,立命館大学の教育の発展に貢献できることを,とても誇らしく思います。 私はこれまで,集団内のコミュニケーションや対人関係の動態について,メンバーの独自性に焦点を当てた研究をしてきました。また,学部教員として,多数の講義・演習・実験を担当し,学生の教育・研究指導に当たってきました。機構でも,学生ひとりひとりの独自性を尊重した学修サポートのあり方について考究していきたいと考えています。 立命館大学での研究者・教員生活の中で,研究と教育に関するこれまでの経験とこれからの活動が,相乗的に機構の諸業務に活かされるように,努力し続けたいと思います。

研究分野

対人社会心理学

研究テーマ

  • グループディスカッションにおいて討議者が取得する役割
  • 社会適応に必要なコミュニケーション・スキル
  • 親密な対象に求める対人関係機能とその体系
  • ホームレスの就労自立に向けた社会適応スキルの改善
  • 看護学生および看護師のコミュニケーション・スキル教育

経歴

2007年 久留米大学 文学部 心理学科 講師
2010年 久留米大学 文学部 心理学科 准教授
2015年 立命館大学 教育開発推進機構 准教授
2019年 立命館大学 教育開発推進機構 教授

主な著書・論文・研究発表

  • 『心をつかめば人は動く」(ナカニシヤ書店、2017年)
  • 『幸福を目指す対人社会心理学―対人コミュニケーションと対人関係の科学』 第8章「スキルとしてのコミュニケーション」(大坊郁夫編、ナカニシヤ書店、2012年)
  • 「Team Roles and Hierarchic System in Group Discussion(Group Decision and Negotiation 第25号、2016年)
  • 「コミュニケーション・スキルの実践的研究に向けたENDCOREモデルの実証的・概念的検討」(パーソナリティ研究 第22号、2013 年)
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