Ritsumeikan University
Biomolecular Chemistry Laboratory

About Us

研究概要

糖鎖は細胞の内外に広く存在し、様々な働きを持っています。その中でも糖タンパク質、プロテオグリカン、糖脂質などの複合糖質の多くは生体内でシグナル分子とし働き、細胞増殖・分化、免疫、神経機能、シグナル伝達に関わっていることが明らかになってきました。私たちは糖鎖合成技術を基盤に糖鎖や糖脂質をはじめとする生体分子やその誘導体を化学合成し、それらをツールにして生化学的な解析を行うことで生体内における糖鎖の役割を明らかにする研究を行っています。

研究キーワード

糖タンパク質
品質管理
糖脂質
レクチン
プローブ合成
分子間相互作用

大学院生募集

立命館大学大学院生命科学研究科の入学試験は8月と2月に実施されます。当研究室に興味を持っていただいた学生さん(本学・他大学を問いません)で進学を希望される方は武田までご連絡ください。

Research

小胞体で合成されるタンパク質の多くは翻訳時に糖鎖の修飾を受け"糖タンパク質"になります。この生まれたばかりの糖タンパク質上の糖鎖構造は、小胞体に存在する様々な糖加水分解酵素や糖転移酵素の働きによって刻々と変化していきます。また、小胞体で働くレクチン・シャペロンと呼ばれるタンパク質は特定の糖鎖構造を認識し、生まれたばかりの糖タンパク質のフォールディングや輸送を担っています。すなわち、糖鎖構造はタンパク質部分のフォールディング状態を反映していると考えられているのです。しかしながら、そのメカニズムは未知の部分がたくさんあります。私たちは様々な構造を有する糖鎖を構築し、糖鎖認識タンパク質との相互作用解析することにより、小胞体における糖タンパク質の成熟過程を明らかにすることを目指しています。

主な実験機器

有機合成

ヒュームフード, ロータリーエバポレーター, 冷却反応装置, 中圧フラッシュカラム精製装置, 分取用HPLC, リサイクルHPLC, ガスライン(N2, Ar, NH3, H2), 真空ライン, 凍結乾燥機

細胞・微生物実験

細胞培養室, CO2インキュベーター, クリーンベンチ, 冷却遠心機, 恒温器, 乾熱滅菌器, インキュベーターシェーカー, マルチビーズショッカー

分子生物学

サーマルサイクラー, 電気泳動装置, セミドライ式ウェスタンブロッティング装置, CCDイメージャー(発光、蛍光、可視), 卓上冷却遠心機

分析化学

UHPLC, 等温滴定カロリーメーター

News

2019/3/24 M1の上嶋里菜さんが理工系大学院国際プログラム海外活動優秀賞を受賞しました。

2020/3/21 M2の福島功也さんが2019年度修士論文優秀論文賞を受賞しました。

2019/11/6 B4の髙橋慶晃さんが第19回 糸状菌分子生物学コンファレンスでポスター発表を行いました。

2019/8/20 M1の荒木璃子さんが第38回 日本糖質学会年会でポスター発表を行いました。

2019/3/24 M1の山口実愛さんが日本農芸化学会2019年度大会で口頭発表を行いました。

2019/3/18 M1の東爽佳さんが日本化学会 第99春季年会で口頭発表を行いました。

2019/3/17 B4の上嶋里菜さんが日本化学会 第99春季年会でポスター発表を行いました。

2018/8/30 M1の折田紗弥さんが第37回 日本糖質学会年会でポスター発表を行いました。

2018/8/30 M1の福島功也さんが29th International Carbohydrate Symposiumでポスター発表を行いました。

24. Mar. 2020

6-7. Nov. 2019

Sapporo

19-21. Aug. 2019

Nagoya

7. Sep. 2018

Biwako

28-30. Aug. 2018

Sendai

15-19. Jul. 2018

Lisbon

Team

武田 陽一 准教授

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菊間 隆志 助教

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M2

荒木 璃子
上嶋 里菜
髙森 寛人

M1

米良 優希

卒研生

青木 涼馬; 荒屋 那奈; 尾崎 愛奈; 北竹 悠真; 島田 侑希; 多田 咲都; 中本 匡哉; 西尾 譲一郎; 的場 貴大; 山上 結愛

Publications

45.  Pectin RG-I rhamnosyltransferases represent a novel plant-specific glycosyltransferase family.
Takenaka Y, Kato K, Ogawa-Ohnishi M, Tsuruhama K, Kajiura H, Yagyu K, Takeda A, Takeda Y, Kunieda T, Hara-Nishimura I, Kuroha T, Nishitani K, Matsubayashi Y, Ishimizu T. Nature plants 4, 9, 669-676.

44.  Enzymatic and molecular characterization of α-1,3-glucanase (AglST2) from Streptomyces thermodiastaticus HF3-3 and its relation with α-1,3-glucanase HF65 (AglST1).
Cherdvorapong V, Fujiki H, Suyotha W, Takeda Y, Yano S, Takagi K, Wakayama M. The Journal of general and applied microbiology

43.  Endo-α-mannosidase Catalyzed Transglycosylation.
Iwamoto S, Kasahara Y, Yoshimura Y, Seko A, Takeda Y, Ito Y, Totani Y, Matsuo I. ChemBioChem. 18, 14, 1376-1378

42.  Purification and Characterization of Elizabethkingia L-Amino Acid Esterase: an Enzyme Useful for Enzymatic Synthesis of the Dipeptide, Valyl-Glycine.
Tanaka T, Takagi K, Saddam H.M, Takeda Y, Wakayama M. Applied Biochemistry and Biotechnology 183, 1, 362-373.

41.  Non-enzymatic reaction of glycosyl oxazoline with peptides.
Wang N*, Seko A, Daikoku S, Kanie O, Takeda Y, Ito Y*. Carbohydrate Research 436, 31-35.

40.  Direct assay for endo-α-mannosidase substrate preference on correctly folded and misfolded model glycoproteins.
Dedola S, Izumi M, Makimura Y, Seko A, Kanamori A, Takeda Y, Ito Y*, Kajihara Y*. Carbohydrate Research 434, 94–98

39.  Influence of high-mannose glycan whose glucose moiety is substituted with 5-thioglucose on calnexin/calreticulin cycle.
Sakono M*, Seko A, Takeda Y, Hachisu M, Koizumi A, Fujikawa K, Seto H, Ito Y*. RSC Advances 6, 76879-76882

38.  Effects of domain composition on catalytic activity of human UDP-glucose:glycoprotein glucosyltransferases.
Takeda Y*, Seko A, Fujikawa K, Izumi M, Kajihara Y, Ito Y*. Glycobiology, 26, 9, 999-1006

37.  Synthesis of misfolded glycoprotein dimers through native chemical ligation of a dimeric peptide thioester.
Izumi M, Komaki S, Okamoto R, Seko A, Takeda Y, Ito Y*, Kajihara Y*. Organic & Biomolecular Chemistry, 14, 6088-6094

Location

立命館大学びわこ・くさつキャンパス

実験室: エクセル2 生体分子化学研究室

教員研究室: バイオリンク3階 (リンク 先40番の建物です)

郵便宛先: 〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1 立命館大学生命科学部生物工学科