立命館大学
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2006年5月17日 立命館大学

学校法人立命館、松竹株式会社、松竹京都映画株式会社の連携に関わる基本合意書の締結について


 このたび、松竹株式会社(東京都中央区)、松竹京都映画株式会社(京都市右京区太秦)と学校法人立命館(京都市北区)は、コンテンツビジネスの飛躍的拡大を担う人材育成を産学連携により行っていくことを目指し、連携・交流を積極的に進めていくため、「松竹株式会社、松竹京都映画株式会社および学校法人立命館連携基本合意書」を締結しました(2006年5月16日)。
 この協定を契機として、日本の映像産業の発展およびそれに資する人材の育成と、映画・映像技術の研究・開発、新事業の創出、および京都を中心とした文化の創造・発展を目指して、幅広く連携を行っていきます。

1.連携内容
(1)映像産業の発展とそれに資する人材育成に向けた教育・研究の実施
(2)映画・映像技術の研究・開発、技術向上、新事業の創出等新たなビジネス展開に資するプロジェクトの推進

 具体的には、課題別のワーキンググループを設置し、多面的な連携内容を検討していきます。
 
(1)学生の実習のためのスタジオ施設等の環境整備に関するワーキング
(2)山田洋次監督による講座など教育プログラムを検討するワーキング
(3)松竹株式会社および立命館の産学連携シーズの調査検討ワーキング

 ワーキングでの検討とあわせ、インターンシップ、立命館大学アート・リサーチセンターのデジタル・アーカイブにおける協力、次世代映像技術の開発などの多面的な連携の検討を進めます。

2.協定締結の意義
(1)日本の映像産業は、21世紀の日本経済のけん引役として期待されています。同時に、良質な映像作品を生み出すことが国家戦略上も重要であるとの認識が広まってきており、政府の「知的財産推進計画」においても、「コンテンツビジネスの飛躍的拡大」を国家戦略目標として位置づけ、デジタル技術の高度化や人材育成等の諸課題の達成が明確に示されています。
 今回の基本合意の締結に基づく諸課題の推進により、日本の映像産業の発展およびそれに資する人材の育成と映画・映像技術の研究・開発を進めていくことで、日本のコンテンツ産業全体の可能性が拡がることを期待しています。

(2)我が国の映画産業を生み出した活力をもつ、歴史・文化都市であり、高い映像表現技術を蓄積してきた映像文化の発信拠点である、京都の地に開設する映像学部は、「京都」をプロデュースする映像文化拠点として、関西・京都発の新産業を創出し、京都地域に貢献することを目指しています。松竹株式会社、松竹京都映画株式会社との産学連携による教育・研究を実践することで、京都・太秦に残る映画の伝統を遺伝子として受け継ぎ、新産業を生み出す拠点の役割を果たします。

(3)デジタル技術により制作と流通の革新が急速に進む現在、映像コンテンツ産業の振興と次世代映像技術の開発は、映画産業にとっても喫緊の課題です。
 立命館大学においてはこれまでも、文理融合の研究拠点「アート・リサーチセンター」において、戦前の映画やテレビCMなど、幅広く貴重な文化を最新の情報処理技術で保存、復元、活用するデジタル・アーカイブに取組み、文部科学省の21世紀COEプログラムの拠点としても選定されています。この実績のうえに、今回の基本合意に基づき、三者の共同によりデジタル撮影、編集技術の研究・開発を進めていくことで、デジタル技術による映像表現・流通の革命を、京都の地から起こすこと、その担い手を育成することも今回の提携の目的です。

(4)映像学部が目指す、コンテンツビジネスを担う「プロデューサー・マインド」を有する人材の輩出には、大学の学問と実社会とを融合させる実践的な教育システムが必要となります。立命館大学のキャリア教育、産官学地域連携の教育研究体制の実績を生かしつつ、今回の連携によって、独自のインターンシップ、コーオプ教育を行います。
 例えば、映像に関連する職業像と基本スキルを早くから獲得するために、「キャリア形成科目」を設置し、2ヵ月間程度、企業に深く入り込んで現場を理解する本格的なインターンシップを、松竹株式会社および松竹京都映画株式会社において実施することも構想しています。また、基本合意に基づく新しいスタジオ施設を実習の場として、最先端の設備、デジタル機器を整備し、現場作業を体験的に学生に理解させ、地域の特性・伝統を生かした映像文化を創造する人材を育成します。

                                 
●立命館大学映像学部に関するお問合せ先 
 映像学部設置準備事務課 Tel.075-465-1990

●映像学部の設置構想はこちら

●連携基本合意調印式の様子はこちら