新任教員のご紹介

2018年4月に経済学部准教授として石塚健先生が、国際教育推進機構嘱託講師として福良直子先生が日本語教育センターに加わりました。石塚先生に着任にあたっての抱負を伺いました。


石塚健

経済学部准教授


 私はこれまで韓国の釜山と慶州にある大学で合計13年間日本語教育に携わり、その後2018年4月から立命館大学に着任しました。主に韓国語母語話者の学習者を対象に教えることが多かったのですが、立命館大学では世界各国からやってきた留学生に出会い、共に学ぶことができますから、とても新鮮な気持ちです。
 私自身、日本を離れ、外国で長い間暮らしてきましたので、外国人留学生が日本にいながら抱く期待と不安、喜びと悩みがどのようなものか共感できるところが多いと思っています。海外での生活というものは楽しく刺激的でありながら、一方では1ミリ単位でストレスが溜まっていくような感覚を覚える時もあるでしょう。留学生の中には充実した毎日を送りながらも、いろいろと切ない気持ちになる学生も少なくないのではないかと思います。
 私は自分の経験を生かして、日本語を教えることだけではなく、そのような不安を抱える留学生を支えたり寄り添ったりしながら、少しでも彼らの力になりたいと願っています。世界各国からやって来た留学生が「日本に来てよかった」「立命館に来てよかった」と感じてもらえるように全力を尽くしていきたいと思っています。