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知られざる宗教都市奈良ー日本中世史の謎を解く(全2回)

申込締切日
各講義の2日前の23:59
定員
各回200名(初回のみ1000名 先着順となっておりますのでお早めにお申し込みください。)

受付終了しました。

講師
大田 壮一郎(立命館大学文学部 教授)
講義紹介

京都と並ぶ「古都」として知られる奈良。古代平城京の印象が強いですが、都が遷った後の奈良は南都とも呼ばれ、東大寺や興福寺などの寺社が支配する宗教都市に変貌します。武士の時代と言われる中世においても幕府は奈良に手出しできず、大和国は奈良を中心に半ば独立国のような状況でした。本講義では、この知られざる中世の奈良について、寺社の構成員に注目しながらその歴史を紐解いていきます。

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回数: 全2回
講師: 大田 壮一郎(立命館大学文学部 教授)
時間: 各回10:30~12:00 ※Q&A(質疑応答)含む

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第1回 3月7日(月) 衆徒(しゅと)・国民とは誰か ―「僧兵」はいなかった 無料>
【受付終了】
弁慶に代表される武装した僧侶―「僧兵」は、仏教堕落の象徴と見なされてきました。しかし、自力救済を是とする中世という時代のなかで、彼らは寺院に不可欠な存在であり、時に集団として政治にも影響を与えました。中世の奈良では、大和国の土豪たちが興福寺・春日社に属して衆徒・国民となり、寺社の権威と自らの武力を背景に奈良を動かしていました。ここでは、源氏や平氏とは一味違う「大和武士」の姿を紹介します。

第2回 3月14日(月) 門跡が君臨する世界 ―世間と出世間のはざまで  【受付終了】
宗教都市奈良の頂点に君臨したのは、門跡と呼ばれる貴族出身の僧侶でした。平等を理念とする出家世界(出世間)と、厳しい身分制社会の世俗(世間)とのせめぎあいのなかに、中世独自の寺院社会が形成されました。ここでは、興福寺や東大寺の組織・構造を分析しながら、寺院社会の論理が都市の隅々まで及んでいた中世奈良の世界をご案内します。廃仏毀釈を経た現在の奈良の街並みからは想像し難い、濃密な宗教空間が確かにそこに存在していたのです。
対象 どなたでもお申込みいただけます。
開講期間/開講日 2022年3月7日(月)・3月14日(月) 10:30~12:00
受講料 第1回無料 第2回1,500円 

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