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教員紹介

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岡野 友信 岡野 友信
岡野 友信
教授
OKANO Tomonobu
所属学科
薬学科
専門分野
医療薬学系
学位
医学博士

経歴概要

出身大学院・出身大学他

1979 京都薬科大学 卒業 1987 京都大学医学部附属病院薬剤部 卒業

研究者になったきっかけ

研究者になったきっかけ

 京大病院の薬剤部に研究生として配属させてもらい、京都薬科大学元学長の乾先生(当時助手)のご指導により、腎臓、小腸などにおける栄養物質やイオン性薬物の動態をトランスポーターの観点から明らかにしました。  そのとき、同じ研究室で行われている動物実験や臓器・細胞レベルでの実験データと現象的な一致が見られ、生体内での薬物の動きが非常にreasonableであると気づきました。そしてそのとき大きな機械の歯車の一員であることに喜びを感じました。

研究について

研究分野・テーマ

薬物の臓器移行性と薬効・毒性

薬物の臓器移行性と薬効・毒性の膜輸送特性を考慮した解析しています。

研究テーマへの想い

 薬物の体内動態は個体レベル(ヒト1人あるいは動物1匹)、臓器レベル、細胞レベル、膜レベル、遺伝子レベルで研究され、それらが現象的に繋がったときに「薬物の作用機序が判った」と言えます。そのときはじめて、薬物の薬効・毒性が理論的にディスカッションできると考えます。最近開発された薬物には、これらの過程のなかで、解明されていない部分が多く残されていると思われます。すべてを解決することはできませんが、はまっていないパズルをひとつでも完成に近づける努力をしたいと思います。

学生へのメッセージ

岡野 友信 学生へのメッセージ 岡野 友信 学生へのメッセージ

医療人としてものを考えられる人に

 2010年に立命館大学薬学部に赴任し、4回生の実務前実習や5回生の病院・薬局実務実習を担当しています。  また就職委員として、おもに上回生と一緒に進路を考えながら、就職活動を支援しています。薬学部生の主な就職先は病院あるいは薬局の薬剤師や企業の開発や営業部門などです。一部ではありますが、公務員や大学院に進学する学生もいます。学生には、どんな場所にいても、どんな地位にいても、常に医療人としての立場からものを考えられる人になってほしいです。

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