立命館小学校

倫理観をまなぶ

5年「SDGsリレー講話」

SDGsリレー講話

5年生では、これまで社会科を中心に、英語科や立命科とコラボしながら環境問題を考える取り組みをしてきました。「NPO法人気候ネットワーク」から講師をお招きし地球温暖化に関わるお話を伺ったり、本校卒業生で現在ハワイ在住の忌部(いんべ)あさひさんからは、マイクロプラスチックごみが及ぼす様々な環境問題の解決に向けた仲間たちとの活動の話しを聞いたりしました。これらのお話しに影響を受け、早速、社会科や理科の探究学習のテーマに「SDGs」を取り上げたり、「マイクロプラスチックゴミ」の研究を始めたりする子どもたちも居ます。
今週の水曜日は、世界初の“木のストロー”を開発した住宅会社(株式会社アキュラホーム)の西口彩乃氏を迎え、社会科の授業で、SDGsに関する特別授業をオンラインで行いました。 今回の授業は、SDGsに対して「チャレンジしている人の話を聞こう」をテーマに、「木のストロー」の製作秘話やさまざまな苦悩、木のストローに携わることで生まれたSDGsへの関心などを中心に紹介していただきました。西口氏の実話は、子どもたちの身近な問題意識・課題意識が、日本を、世界を変えるきっかけになるかもしれない。そのために、今、学んでいることを大切にする契機となりました。
そして翌日には、本校卒業生である中野実桜さんからご自身の体験に基づくエキサイティングなお話しを伺いました。中野さんは、現在は立命館宇治高校IBコース1年生に在籍しています。本校に在学からの留学を2回も経験し、そこで得た「多様性」や「SDGs」等についての考えや自身の体験に基づく刺激的なお話しがありました。中野さんが独力で作製したダイバーシティを考えることができる「IROIROゲーム」を実施することはコロナ禍で適いませんでしたが、「夢に挑戦し続ける」彼女の姿勢に子どもたちの多くが刺激を受けたようです。オンラインの制約の多い中でしたが、どちらも子どもたちのモチベ―ションを掻き立てる内容でした。
冬休みに、家庭でできるエコに挑戦する「エコキッズチャレンジ」課題として取り組んだことが、更に、昨日と今日のリレー講話でより豊かに膨らみ、多くの子どもたちがSDGs推進に貢献していくであろうことを願っています。

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