新学期初日、とても爽やかなお天気に恵まれました。みんな新しい学年の新しいクラスで、新しい仲間と出会い、これからの１年間がスタートします。

始業式では、「新しいクラスを誰にとっても居心地のいい場所にできるように、工夫していきましょう」というお話をしました。「居心地のいい場所」というのは、誰もが安心してのびのびと勉強ができる場所、仲間の応援があって新しいことに挑戦しようと思えるような場所のことです。私たちは皆それぞれに性格も異なりますし、得意な事や不得意なことが違いますから、それぞれの良さを生かしあって、お互いから学び合い、成長を応援しあえるような関係を作るためには、一人ひとりの意識と工夫が必要です。具体的な方法として、「思いやりと協力の気持ちをもって、相手の声をしっかり聞いて考えや気持ちを理解しようとすること、そして、自分の意見をしっかり伝えることを頑張ってみてください」と伝えました。そういうことを毎日心がけることで、いろいろな考え方や気持ちをわかるようになり、子どもたちの心の器が大きく育っていくことを期待しています。

ところで、新型コロナ感染対策のため、始業式であってもまだ全校生徒が一ヶ所に集まることができません。今回の始業式も、各教室等で分散して着席し、全校に配信される始業式を視聴するという形で行いました。教室では、私の顔がホワイトボードに大きく映し出されています。この１年間で、子ども達も配信での始業式や全校集会にずいぶん慣れてきたようです。これからも、オンラインと対面を効果的に組み合わせて、活動の幅を広げていきたいと思います。

校長　堀江未来