立命館小学校

窮屈と捉えるのではなく

分散登校の初日に放送で私から児童に話したことがあります。今日が来るのを待っていましたというメッセージの後に加えて、新しい生活様式に関わる事も伝えました。

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この期間、しっかりと勉強に取り組めた反面、ふとイライラしたり、不安になったり、心が落ち着かなかったり、したこともたくさんあったと思います。

いつもの普通ではない毎日が余りにも長かったから、そういう気持ちも起こったでしょう。

でも、今日は、こうして少しずつでも学校に来る段階まで戻ってきました。

それは、みなさんが、自宅にいて、外出も避けて、苦労して頑張って過ごしていたからだと先生は思います。この状況を乗り越える毎日を過ごしたからだと思います。


 頑張ったことには、必ず、返ってくるものがあります。

 

この度の新型コロナウイルス感染予防による体験経験は、嫌だった、とか、大変だったとその思いだけで終わらせるのではなく、立命館小学校の子どもであるなら、色んなことを学んだり身に付けたりした事があるはずです。その力をこれからの今後の学校生活や家での暮らしに活かしてほしいと思います。その活かしてほしい点の一つに新しい生活様式があります。

 

電車やバスの中では、「マスクをする」「絶対しゃべらない」これは当たり前になりました。

ルールマナーを守って、落ち着いて読書をしたり静かに乗っていたりする姿を周りの皆さんに見せてほしいと思います。

学校では、指や手を常に清潔にすること、自分の指や手で人に触れたり、人の物を触ったりしないことも当たり前になりました。

 

これらは、何だか窮屈なことかもしれませんが、マスク着用以外は、これまでからもできる事だったのではないでしょうか。

実は、これは、今まで気にしていなかったことなのです。ですから、気にするようにしてほしいです。周りの人の事を考える、自分と相手の健康を今まで以上に考える。つまり思いやりと優しさの心を持ってほしいと思います。そうすると「窮屈」だなんて思う事は減ります。なぜなら、その頑張りで、自分も含め、周りの人たちも幸せになるからです。

 

これが、新しい生活です。ちょっと頑張ってみて下さい。頑張って、それが当たり前になるように続けて下さい。頑張ったことには、必ず、返ってくるものがあります。皆さん一人ひとりが意識して、取り組んだことは、あなた方の幸せに必ず繋がります。そのことを忘れずに、今日から、新しい気持ちで過ごしてほしいと思います。

 

私たちは、一人ひとりの命を大切にします。これは、「五つの誓い」の始まりです。

この命は、「あなた自身」のことだけでなく「あなた以外の周りの方々」への心配りも含まれています。今こそ、立命館小学校の児童であるなら、「五つの誓い」を知っているみなさんであるなら、あなた方がしっかりと、自分も周りも幸せになる行動をとって下さい。

では、今日から新しい気持ちで、新しい毎日を、元気に幸せに過ごしていきましょう。 

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放送を終えた後、「子ども達は、静かに姿勢よく聞いていましたよ」と先生方から様子を伝えてもらいました。これからの児童の善き姿に期待しています。保護者の皆様も、引き続きお子様へのサポートを宜しくお願いします。

 

 

学校長 長谷川昭