立命館小学校

「新型コロナウイルスに克つ」の授業を終えて

全学年全学級での「新型コロナウイルス」についての授業を終えました。

どの学年にも、児童の安心を考えながら、飛沫感染予防としてのマスクの有効性、接触感染予防としての手洗いの有効性、そして、三密回避の意味を「会食場面」のイラストをもとに伝え、正しい知識理解をおさえた後半には、withコロナの意識や自分も含め身近な人が感染してしまい、そして、完治したとして、その後自分たちが、人として、どういう心を持って、どういう言動をとることが大事か、という点をみんなで考えいきました。私が言うのも何ですが、今、このタイミングで全学級に授業ができて良かったと思っています。

 

高学年には、「今年2月から今までの京都府下の感染者数」のグラフを提示して、『今、収束していると言えるか』という問いから授業を始めました。さすが、高学年、よく考え、意見もいっぱい飛び交いました。出た結論は、「収束と思ってはいけないし、収束してはいない」「感染対策を緩めてはいけない」「自粛中は感染者は減る。解除されたら感染は増える。つまり、人が動けば感染は増えてしまう、今はそういう状況である」でした。さすが、高学年。物事を見る視点が多様で鋭いです。今回のことで、私自身も良い勉強になりました。

 

 

 学校長  長谷川昭