立命館小学校

2023年度 RITSアカデミーの申込について 申込開始

「RITSアカデミー」の申込を開始いたしました。
「RITSアカデミー」とは、立命館小学校の教育内容のリソースと関連したものを「講話」や「ワークショップ」等の形で行う大人の本物体験講座です。
本年度は、算数、狂言、漢字、草木染、茶道の5つの講座を開講します。(狂言は都合により中止となりました。)
講師は、本校でゲストティーチャー、鑑賞行事の講師等をしていただいている先生方です。
18歳以上の成人の方であればどなたでも参加いただけますので、ぜひともご参加ください。
(主催:立命館小学校、協力:立命館アカデミックセンター)

講座概要
#1 「算数」  10/14(土)  
「世界は数で表せる?!」 
講師:立命館大学理工学部教授・大坂博幸氏 
受講料3000円

#2「狂言」   11/4(土)  *中止
「『和儀』 美しく健康に生きるすべ」 
講師:大蔵流狂言師・茂山千三郎氏 
受講料3000円

#3「漢字」  12/2(土)  
「白川静先生の世界~古代文字に触れる~」
講師:立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所・後藤文男氏
受講料3000円

#4「草木染」 1/13(土)  
「命の色を染める ~春の音色を見る~」
講師:アトリエシムラ・志村宏氏
受講料3000円 材料費4400円(染料・ストール代)

#5「茶道」  3/2(土)  
「茶道 お茶一服から始めてみませんか・・・」
講師:裏千家・西村宗代氏
受講料3000円 材料費900円(茶菓代、花、懐紙等)
        
会場      立命館小学校 
          京都市営地下鉄北大路駅 徒歩5分

参加資格   18歳以上の成人の方

受講人数   各講座 30名様(先着順)

スケジュール(全講座共通)  
9:10      開門・受付開始
9:30~12:00  講座
12:00      終了・解散      

お申込み
お申込みにつきましては、以下のURLをクリックして、Peatixの画面から必要事項をご記入してチケットを購入してください。
算数(10/14) https://rits-academy-math1014.peatix.com/
狂言(11/4) 中止
漢字(12/2)  https://peatix.com/event/3654855
草木染(1/13) https://rits-academy-some0113.peatix.com/
茶道(3/2) https://rits-academy-tea0302.peatix.com/

講座ごとにお申し込みください。(複数講座申し込み可能です)
定員になり次第、受付終了とさせていただきます。

チケット購入後のキャンセルにつきましては、それぞれの講座の2日前(講座の直前の木曜日)までとさせていただきます。キャンセルにつきましては、Peatixのイベントページ内「主催者に連絡」よりキャンセル希望の旨をご連絡ください。
※コンビニ・ATM支払いの場合、返金手数料がかかります。また、クレジットでの支払いの場合は、支払日から50日未満の場合は返金手数料がかかりませんが、50日以上経過している場合は返金手数料がかかります。詳しくはPeatixの「参加者ヘルプ:返金について」をご確認ください。

講座の詳細
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講座#1  算数  「世界は数で表せる?!」

受講日     10月14日(土)

講座紹介
物心ついたころから数かぞえを一人でしていました。イチ、ニ、サン、シ…と数に終わりはなく、大きい数を知ることに喜びを感じていたように思える。数に最大なものはないことはなんとなく知っているが、数えることができない数にどうして人は魅力を感じるのであろう?
犬の1匹、消しゴムの一個、一羽の雀など、モノに対して数は付きまとうが、そこにある数に色もにおいもなく(たぶん)数はものに依存していないことは、小さい子でもなんとなくわかっている。それでは、その数はどこにあるのだろうか?我々の頭の中?
毎朝起きた瞬間から様々な数・数量に追われて我々は生活をしている。意識無意識にかかわらず数によって我々の生活は成り立っているようである。
人間は成長するに従い、論理性は増していくが直観性が失われていくようである。小学生の質問にしばしば本質的なものが現われるのはそのためであろう。その直感性を高めるのに、日々研究者は苦労をしている。
この談話会では、なんとなくやり過ごしている数にまつわる問題について、小学生や中学生からの質問をベースに紹介する予定である。できれば後半に参加者の皆様から問題をいただき一緒に考えてみたいと思っています。
<小学生、中学生からの疑問>
・電卓で1÷3 ×3を計算すると1にならないのは何故だろうか?
・何故0で割ることはできないだろうか?
・0/1は何故0なのだろうか? 1と+1が同じ理由は?
・何故、方程式において0x = 0とするのであろうか?0xは文字式、0は数値でイコールの意味が分からない。
・1=0.9999999…..が導けるがこれは正しいのだろうか?
<少し高級な疑問>
・点は大きさも長さもないといわれるが、それが集まって線分になり、線分が集まって平面になり、平面が集まって立体ができる。まさに無から有が生まれる「般若心経」の世界である。これは正しいのだろうか?・
・2直角はどうして180度なのであろうか?
・与えられた線分を2等分、3等分, , , , n等分とコンパスと目盛りのない定規できるのに、なぜ60度の角をコンパスと目盛りのない定規を用いて3等分することができないのだろうか?それ故、正3角形、正4角形、正5角形、正6角形はコンパスと目盛りのない定規でかけるのに、正9角形は書けない。実は正7角形も書けない。しかし、正17角形はコンパスと目盛りのない定規で書けることが知られている。この理由は何か?
・任意の多角形は同じ面積を持つ長方形に変形できることは小学生でも理解できるが(中学3年生では同じ面積を持つ正方形に変形できることを学ぶ)、円と同じ面積を持つ正方形に、コンパスと目盛りのない定規を用いて変形することはできないことが知られている。(証明には2000年くらいかかった)なぜなのだろうか?
・多角形は同じ面積を持つ正方形にコンパスとメモリのない定規で変形はできるが、多面体は同じ体積を持つ立方体への変形はできない。何故なんだろうか?我々は、我々の住んでいる空間を理解していないのか?
・n=1のとき成立し、n=2のとき成立し, , , , , n=kのとき成立することを仮定し、n=k+1のとき成立することを示せば、任意の自然数nで成立する数学的帰納法は正しいのであろうか?数えることができないのに数えたようにするだましの方法?

講師紹介      
大坂 博幸
立命館大学理工学部 数理科学科 教授

受講料         3000円

材料費         不要  

受講者の持ち物・服装等の準備      筆記用具・コンパス・定規 

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講座#2  狂言  「和儀」美しく健康に生きるすべ *中止

受講日      11月4日(土)

講座紹介
世阿弥以来、670年の歴史を育む能楽狂言、そこには日本人が磨き上げた美学と生き方があります。これまで玄人にのみ伝承されてきた狂言師の鍛錬を、全ての人のために、また世界に通用する健康メソッドとして、構築しました。
その名も「和儀」
一流の狂言師が90歳を超えてもなお、現役で舞台に立ち続けられる理由が「和儀」で明らかになります。
狂言の技芸「丹田呼吸【正しい呼吸」「軸【正しい姿勢】「摺り足【下半身丹田体幹の強化】を極めることで健康になるまったく新しい健康法です。

講師紹介      
茂山 千三郎 (本名同)
大蔵流狂言師
祖父三世・四世の茂山千作(人間国宝)師事。三歳、「業平餅」童にて初舞台。古典研鑽を積みつつ大阪芸術大学にては、学生劇団にも参加し能楽狂言の世界に留まらず、様々な世界と交流・共演。狂言師として50カ国におよぶ海外公演も参加。FM京都αステーションにてパーソナリティー、KBS京都テレビではキャスター、レポーターを歴任、オペラやミュージカルの演出、落語立川志の輔、中国古箏伍芳、二胡奏者チェンミン、夏川りみ、など数々のコラボに挑戦し、京都大学前総長 霊長類学者 山極寿一氏とともにゴリラの一人狂言「ゴリラ楽」発表。アーティストとのコラボに留まらず、学問との垣根を超える融合を試みる。

受講料        3000円

材料費        不要   

受講者の持ち物・服装等の準備     白足袋または白靴下

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講座#3 漢字 「白川静先生の世界~古代文字に触れる~」

受講日      12月2日(土)

講座紹介
白川静先生は、3000年以上前の古代中国で生まれた漢字の成り立ちを研究して、独自の「文字学」を打ち立てた漢字大博士です。本講座では、白川先生が何十年にも渡って続けられた古代文字をトレースする(書き写す)体験にも挑戦しながら、白川先生が解き明かした漢字世界の魅力を紹介したいと考えています。
3000 年前の古代中国の人々がどんな思いで漢字を生み出したかがわかると、私たちが普段使っている漢字がきっと愛おしくなってくるはずです。普段、お目にかかることのない生まれたての漢字(古代文字)を手がかりにして、漢字のルーツを探る「おどろき」の旅に皆さんをご案内します。

講師紹介      後藤文男
立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所
岐阜県生まれ。18歳で京都へ。京都教育大学国文学科卒。24歳、立命館中学校高等学校に就職。以来、46年間「立命館人」として生きる。その間、立命館中学校高等学校校長、立命館小学校校長、教育研究研修センター長、立命館大学大学院教職研究科准教授等を経て、現在、白川静記念東洋文字文化研究所上席研究員。「白川文字学をベースとした漢字教育」の普及に努めている。

受講料     3000円

材料費     不要

受講者の持ち物・服装等の準備      筆記用具

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講座#4  草木染 「命の色を染める ~春の音色を見る~」

受講日      1月13日(土)

講座紹介
草木から色を染めることを日本では大切にしてきました。
それは単に色を求めることだけではなく、『命』について考えることを立命館小学校の子供たちと学んでいます。
私たちが子供の頃と比べると、飛躍的に世の中は便利になりました。
新しいものがたくさん生まれてきているのと同時に忘れ去られるものもあります。
その中でもモノづくりの楽しさはどんどん伝えたいことです。
草木染めは、長い歴史があり天皇家から庶民まで携わっていたこともあり幅広い考え方があります。
今を生きる私たちもきっと様々な関りが出来ると思います。
植物を通じて環境を考えることや、色を染めることでモノづくりの楽しさを再確認したり、実は美容や健康に通じたりと盛りだくさんです。
今回の講座では、新春の桜を染めながらいろいろなお話を皆さまとしたいと思います。
また、お家でも出来るよう草木染めのイロハをお教えしますのでしっかり覚えて帰ってください。

講師紹介       
志村 宏
1981年生まれ
幼少期より祖母(志村 ふくみ)母(志村 洋子)の工房を遊び場とし、いつしか染色の面白さ、色の美しさに没頭する日々を過ごす。
学業を修めたのち、植物を育てる魅力に気付き数年間農作業に従事した後に染色の道に戻り、草木染研究をしている。
また、希少染料の保全や広く染色の知識を広げる活動に心血を注ぐ。

受講料     3000円

材料費     4400円(染料・ストール代・税込)

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講座#5  茶道   『お茶一服から始めてみませんか・・・』

受講日  3月2日(土)

講座紹介
今回皆様と裏千家茶道のひとときをご一緒させていただきます。
京都は商業、産業、工業などすべて文化と結びついて発展してきた町です。  
公共施設や企業によっては自社に茶室をお持ちのところもあちらこちらにあります。
社寺仏閣においては毎月あちらこちらでお茶会が開かれたりと、その気になればお茶を頂く機会があります。
また、学校教育においても多く茶道が取り入れられており、青少年の多くが茶道を身近なものとして感じています。
さて、いままで忙しくされてお茶とのかかわりの機会がなかった皆様は、頂き方がわからないと恥かしい、そんな声を耳にすることがありますが、本来ご存じない方にも、まずは形に捕らわれず、足の痛いのも無理せず、「丁重でとてもいい雰囲気だった。美味しかった。」と思っていただくのが茶道のもてなしなのです。でも、お茶のいただき方や少しその歴史に触れることで、そのお茶一服をリラックスして、楽しく美味しく召し上がっていただくことができます。
利休曰く「その道に入らんと思う心こそわが身ながらの師匠なりけれ。」
この機会に、まずは美味しくお茶一服いただくことから始めてみませんか。

講師紹介   
西村宗代  
茶道裏千家正教授
裏千家今日庵志俱会会員
裏千家淡交会参事補
裏千家淡交会京都北支部幹事長
立命館小学校アフタースクール講師

受講料      3000円

材料費      900円(茶菓代、花等、懐紙等) 

受講者持ち物・服装 靴下、正座に楽なズボン、膝の隠れるスカート等、お持ちの方は扇子

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